神戸との提携は「合点がいく」 アストン・ビラの戦略に英識者が注目「トップ6に挑戦できるポジションに立ちたい」
マグワイア氏は「日本のような優れた市場と提携を結ぶことは理に適っている」と見解
イングランド1部アストン・ビラは10月19日、J1リーグで首位に立つヴィッセル神戸と戦略的パートナーシップ契約を結ぶことで合意した。イギリスの識者であるキーラン・マグワイア氏は、この契約はアストン・ビラがプレミアリーグのトップ6と肉薄するための足掛かりになると考えているようだ。英メディア「Football Insider」が報じた。
アストン・ビラと神戸が契約を交わしたことにより、さまざまな情報や人材が両クラブ間を行き来することになる。神戸のU-16カテゴリーの2選手が、アストン・ビラのアカデミーの練習に参加することがすでに報じられているが、サッカーに関する財政のスペシャリストで、書籍「The Price of Football」の著者であるマグワイア氏は、別の視点からこの契約がアストン・ビラの強化にも大きな影響を及ぼすと考えているようだ。
「このヴィッセル神戸との契約は、アストン・ビラにとって素晴らしいタイミングのものだ。彼らは野心を持ったオーナーがいて、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得するために、ビッグ6に挑戦できるポジションに立ちたいと考えているんだ。それを実現するためには、彼らは収入減を増やす必要がある。日本のようなアジアの優れた市場と良好な提携を結ぶことは、理に適っている。(本拠地)ビラ・パークの拡張ということを加えると、さらに合点がいく」
日本代表MF三笘薫の存在でイングランド1部ブライトンが、日本でも広く知られるようになったのは周知のとおり。神戸から届いた情報をもとに、Jリーグや日本代表で活躍する選手の獲得が実現すれば、アストン・ビラの試合を訪れたり、アストン・ビラのユニフォームを着たりする日本人が増えることになるかもしれない。
(FOOTBALL ZONE編集部)