遠藤航の現状にリバプールOBが言及 「地に足をつける必要があるだけ」「ペースを掴むことはできる」
かつてリバプールでプレーしたペナント氏が遠藤に適応力に見解
イングランド1部リバプールの日本代表MF遠藤航は、現地時間10月21日に行われたプレミアリーグ第9節エバートン戦(2-0)で出番なしに終わるなど、激しいポジション争いに苦しんでいる。そのなかで、リバプールOBはプレミアリーグに適応できるとの見解を述べている。
遠藤は今夏、移籍市場の閉幕直前にドイツ1部シュットガルトからリバプールへ移籍。ここまでリーグ戦5試合に出場しているが、スタメンは1回のみで、エバートン戦は移籍後2度目の出番なしだった。
エバートン戦の中盤はアンカーにアルゼンチン代表MFアレクシス・マック・アリスター、インサイドハーフにオランダ代表MFライアン・フラーフェンベルフとハンガリー代表MFドミニク・ソボスライという新加入トリオ。マック・アリスターは10月17日にアルゼンチン代表の一員としてワールドカップ(W杯)南米予選第4節ペルー戦(2-0)にフル出場しての強行軍だったなか、日本代表の活動に参加していた遠藤はピッチに立つ機会はなかった。
現地時間10月26日にUEFAヨーロッパリーグ(EL)第3節でトゥールーズ(フランス)と対戦するなか、元リバプールのMFジャーメイン・ペナント氏は「デイリー・ミラー」紙のインタビューで「遠藤についてはみんなが知っている。地に足をつける必要があるだけ。プレミアリーグのペースを掴むにはまだ日が浅いが、それができるのは間違いない」と遠藤について語った。
また、英メディア「TBR Football」もペナント氏の見解を踏まえながら、遠藤の現状を分析している。
「遠藤がリバプールで輝く姿を見たいのは山々だが、そのチャンスがどこからやってくるのかは分からない。失礼ながら、彼は決してビッグネームではないし、ユルゲン・クロップ監督はこれまで彼に多くのチャンスを与えてこなかった。今後、負傷者が出れば状況は変わるかもしれないが、これまでのところ、遠藤がリバプールでステップアップし、大きな変化をもたらすとは考えにくい。ペナントの予想が的中することを祈ろう。リバプールは、中盤にもっと厚みと強さを求めているのだから」
遠藤は強豪リバプールで今後出番を増やしていくことができるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)