C・ロナウド圧巻ハットでレアルが5度目の世界一! 鹿島も柴崎2発で善戦も延長戦で力尽きる
レアルの牙城を破った柴崎の鮮烈2ゴール
後半に入り、先にゲームを動かしたのは鹿島だった。後半7分、鹿島の右サイドからのクロスがクリアされたところに反応した柴崎は、レアルのFWルーカス・バスケスとの落下点での競り合いを制してボールをキープすると、そのままドリブルを開始。左前方に持ち運んで、ペナルティーエリアすぐ外から左足を一閃すると、ボールはコスタリカ代表GKケイラー・ナバスも及ばないゴール左隅に吸い込まれ2-1とリードを奪った。
すぐさまレアルも反撃に出て、同13分にベンゼマのポストプレーからバスケスがゴール前に突進したところで鹿島DFがたまらずファウル。PKが与えられ、これをポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドにゴール左に決められて同15分に2-2の同点となった。
その後はレアルの攻撃を鹿島が耐える展開になり、ベンゼマのシュートのこぼれ球をロナウドに押し込まれる場面もあったがオフサイドの判定。このまま2-2で延長戦に突入した。
延長に入りレアルの攻撃を跳ね返し続けていた鹿島だが、一瞬のスキが生まれてしまった。ベンゼマがボールを持った瞬間に抜け出したロナウドを鹿島守備陣が見失うと、そこにスルーパスがピタリ。この日に流れの中でシュートを外し続けていたロナウドだが、ここではGK曽ヶ端との1対1を冷静に左足で決めてゴール。延長前半8分にレアルが3-2と再逆転に成功した。