アーセナル冨安健洋に高まる期待 プレミアリーグでの先発起用に英注目「またも好印象を残した」
冨安はCLで高パフォーマンスを発揮してMOMを獲得
イングランド1部アーセナルの日本代表DF冨安健洋は現地時間10月24日のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第3節セビージャ戦で左サイドバック(SB)としてフル出場し、2-1での勝利に貢献した。印象的な活躍により、次節のプレミアリーグでの先発への期待が高まっているようだ。
冨安は今季公式戦11試合に出場している。先発での出番は5試合で、そのうちプレミアリーグでのスタメンは1試合のみ。ここまでは主に試合終盤にウクライナ代表DFオレクサンドル・ジンチェンコとの交代でピッチに立っていた。
しかし、第9節チェルシー戦(2-2)では後半の頭から投入され、45分間プレー。そしてセビージャ戦では左SBでフル出場と徐々に出場時間を増やしている。セビージャ戦はアーセナル公式のマン・オブ・ザ・マッチ(MOM)にも選出される活躍ぶりだった。現地メディアやファンの間でも、守備に不安を抱えるジンチェンコより冨安を優先的に起用すべきなのではという声があがるようになってきた。
英地元紙「ロンドン・イブニング・スタンダード」は今週末のプレミアリーグ第10節シェフィールド・ユナイテッド戦に向け、負傷者やポジション争いなどのチーム状況についてレポート。そのなかで冨安について言及していた。
「アーセナルファンは、セビージャ戦でハムストリングの問題で交代を余儀なくされたガブリエウ・ジェズスのフィットネスを心配している。このブラジル人はその深刻さについて楽観的だが、出場できるかはまだわからない。トーマス・パーティも筋肉系の負傷で出場できるかどうかはわからない。一方、冨安健洋は(セビージャ戦で)またも好印象を残した。オレクサンドル・ジンチェンコを抑えて、左SBのポジションをキープしたいところだろう」
8月21日の第2節クリスタル・パレス戦(1-0)以来となるリーグ戦での先発出場はなるか。ミケル・アルテタ監督の決断に注目だ。
(FOOTBALL ZONE編集部)