ACLカヤFC戦で3-0の勝利に貢献

　昨シーズンのJ1王者である横浜F・マリノスは、10月25日に行われたAFＣチャンピオンズリーグ（ACL）のカヤFC（フィリピン）戦に3-0で勝利し、グループステージ2勝目を得た。

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　守備を固めるカヤFCに苦しめられた横浜FMだが、1-0で迎えた後半27分には、この試合に先発出場していたFW杉本健勇がMF吉尾海夏のクロスからヘディングでゴールを決めた。J1リーグ第30節・北海道コンサドーレ札幌戦（4-1）に続く、公式戦２試合連続のゴールとなった。

　先発出場のチャンスを結果につなげた杉本は試合を振り返り、「難しいゲームでした、本当に。チームとして先制点がすごく大事だったと思いますし、先に1点取れたのですが、その後もカウンターで危ない場面もありました。2点目が必要だったと思うので、そこを取れて良かったです」と、胸を張った。

　自陣深くに最終ラインの5人、その前に4人の選手を並べ、ゴール前を固めた相手を崩すのは容易ではなかった。そのなかで決めたヘディングのゴールは、ピッチ内で確認していた形が実った結果となっていた。

「前半は相手がどう来るのかなと見ていましたが、最初からドン引きだったので、なかなか背後のスペースだったり、自分としては我慢の試合でした。何とか前でディフェンスラインを引っ張ることとクロスに入っていくこと。本当に海夏が素晴らしいクロスを上げてくれました。『ドリブルからクロスを上げるのではなく、バックパスからワンタッチで上げてこい』というのは、海夏にも伝えていたので、その通りにやってくれました」

　シーズン終盤に来て、杉本が公式戦2試合連続でゴールを決めているのはチームにとっても明るい材料となるはずだ。負傷者が続出している苦しい台所事情となっているが、ACLホーム初勝利をリーグ終盤戦の戦いにつなげたい。