ACLの判定が波紋 相手選手にボール蹴りつけもお咎めなし…抗議した選手が警告で韓国糾弾「理解できない」
ジョホールFWベルグソンがタッチラインを割ったボールを蹴り上げ、相手選手を直撃
韓国1部の蔚山現代は、10月24日に行われたAFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループステージ第3節でマレーシア1部ジョホール・ダルル・タクジム相手に、退場者を出しながら3-1で勝利した。前半、ジョホールの選手が蹴り出したボールが相手選手に当たったシーンで、逆に抗議した韓国代表DFキム・テファンがイエローカードをもらった判定が波紋を呼んでいる。
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前半25分、ジョホールのブラジル人FWベルグソンが自ら触ったボールを追いかけてタッチライン際へ。間に合わず、ラインを割ったあとにボールを左足で蹴り上げる形となった。これが、ウォームアップをしていた蔚山の選手の顔に直撃。蔚山側は怒りを露わにし、ベルグソンに激しく抗議した。
抗議して激しく詰め寄った蔚山のキム・テファンにはイエローカードが出されたものの、ベルグソンはお咎めなし。キム・テファンは前半36分に2枚目のイエローカードを受けて退場となり、次節も出場停止となってしまった。
韓国紙「韓国日報」は「なぜ蔚山に警告が?」と見出しを打ち、「ベルグソンはボールがタッチラインを割ったにもかかわらず、蔚山の選手に向かってボールを蹴った。しかし、ボールを蹴りつけたベルグソンではなく、仲間を守ろうとしたキム・テファンにイエローカードが与えられる判定はひどく、理解できなかった」と、判定に疑問を呈した。
また、韓国紙「朝鮮日報」も「蔚山のウォームアップエリアにいた選手たちはびっくりした。蔚山のコーチやスタッフは強く抗議したが、むしろキム・テファンが警告を受けた」と、伝えていた。
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