不振のリバプールがエース流出危機!? スターリングが契約更新を拒否か

スアレスに続きエース流出の可能性が浮上

 イングランド代表MFラヒーム・スターリングがリバプールとの新たな契約の締結を拒絶したと英地元紙「デイリー・テレグラフ」が報じている。

 今季エースとしてチームを牽引しているスターリングだが、クラブ側から提示された週給7万ポンド(約1300万円)の5年契約を拒否したという。

 現在、週給2万5000ポンド(約470万)を支給されているスターリングにとっては大幅な昇給となるが、欧州チャンピオンズリーグでのプレーを熱望しているため、現状のままであればCL出場権を逃すことになるクラブに対し、慎重な姿勢を示しているという。

 イングランド代表でもエースの座を確立しつつあるスターリングには、レアル・マドリードやパリ・サンジェルマンなどビッグクラブから関心を寄せられており、その動向が注目されている。

 昨季、世界に旋風を巻き起こしたウルグアイ代表FWルイス・スアレスがバルセロナへと移籍したため、今季はチームの要としてスターリングがそのバトンを受け取っていた。しかし、今季のCL1次リーグ敗退、リーグ戦の不振により、アカデミー時代から赤いユニフォームを身につけている若き才能までもがチームを去る可能性が生じてしまっている。

 スターリングの慰留。トップ4の奪還。その目標を死守するための千載一遇のチャンスが今週末に待っている。ルイス・ファン・ハール監督率いる宿敵マンチェスター・ユナイテッドとの「ナショナル・ダービー」を制することで、反撃ののろしを上げるメッセージを世界に叩きつけることができるか。正念場を迎えたリバプールは14日、赤い悪魔の待つオールド・トラッフォードへと乗り込む。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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