クラブW杯決勝、柴崎の同点弾で1-1後半へ! ビハインドの鹿島は耐えながら同点に追いつく
前半44分、クロスのこぼれ球に反応した柴崎が同点ゴール
FIFAクラブワールドカップ(クラブW杯)決勝は前半を終えて欧州王者レアル・マドリード(スペイン)が元フランス代表FWカリム・ベンゼマのゴールで先制したが、鹿島は前半終了間際にMF柴崎岳が同点ゴールを決め1-1でハーフタイムを迎えた。
レアルは15日の準決勝クラブ・アメリカ(メキシコ)戦を欠場したスペイン代表DFセルヒオ・ラモスがスタメンに復帰。鹿島もここまでスーパーサブとして起用されてきたFW金崎夢生が今大会で初スタメンとなった。
静かな立ち上がりのなかで迎えた前半9分、レアルは右サイドに攻撃を展開するとFWルーカス・バスケスがクロス。これは鹿島がクリアしたが、そのボールをクロアチア代表MFルカ・モドリッチが強烈な右足ボレーで狙った。鹿島GK曽ヶ端準が弾いたところにベンゼマが詰め、無人のゴールに蹴り込んで1-0の先制に成功した。
その後は鹿島もゴール前に迫る形を作り、レアルも鋭い速攻からFWクリスティアーノ・ロナウドが自身の得意な左サイドからのドリブルでゴールに迫るシーンも作ったが、鹿島DF植田直通が落ち着いた応対でストップした。
同25分過ぎにはベンゼマが左足で狙った鋭いシュートが鹿島ゴールを襲ったが、曽ヶ端が反応よく弾き出した。全体にレアルがポゼッションを取りながらも、鹿島守備陣も決定機は与えることなく耐えた。すると同44分、FW土居聖真のクロスがこぼれたところをMF柴崎岳が左足でサイドネットにシュートを沈め、1-1の同点に追いついてハーフタイムを迎えた。
今大会ここまで後半に強さを見せてきた鹿島は、クラブ世界一を懸けた後半に臨んでいく。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images