アーセナル冨安VSジンチェンコ、左SBの先発争いに注目 元英代表の見解は?「ジャカがいないと…」

アーセナルでプレーする冨安健洋【写真:ロイター】
アーセナルでプレーする冨安健洋【写真:ロイター】

CLセビージャ戦では冨安がフル出場

 イングランド1部アーセナルのレジェンドである元イングランド代表FWイアン・ライトは日本代表DF冨安健洋がアーセナルでスタメンに値する選手だと感じているようだ。2-2の引き分けに終わったプレミアリーグ第9節チェルシー戦での内容を踏まえて持論を展開している。

 アーセナルは現地時間10月21日に敵地でチェルシーと対戦した。後半3分までに2点のビハインドを背負うも、MFデクラン・ライスとMFレアンドロ・トロサールのゴールで追いつき、しぶとく勝点1を手にしていた。

 英紙「デイリー・ミラー」によれば、ライト氏は自身のポッドキャスト「Wrighty’s House」でアーセナルのチェルシー戦の出来は試合の大半の部分が“平均的”なものだったと振り返っていたという。先発したイタリア代表MFジョルジーニョを「推進力と動きに欠けていた」と評するなど一部のスタメン選手のパフォーマンスについて不足感があると批判していた。

 そのなかでライト氏は、前半で交代となった左サイドバックのジンチェンコについても言及。好調のFWラヒーム・スターリングとのマッチアップだったことも踏まえ、冨安が先発すべきだったと自身の見解を示した。

「ミケル(・アルテタ)の立場で考えれば、冨安を先発させるべきだったと思う。ジンチェンコはジャカがいないと、そしてジャカが我々のためにしてくれていたことがなければ(昨季と)同じ役割ではない。スターリングの調子が良く、それを抑えなければならなかった。私なら冨安が先発だった」

 ジンチェンコは加入1年目の昨季から左サイドバック(SB)のファーストチョイスだったが、昨季までは中盤の左側を広くカバーするスイス代表MFグラニト・ジャカ(→レバークーゼン)とともにプレーしていた。ライト氏はジャカがいなくなったことがジンチェンコのプレーにも影響を及ぼしていると感じているようだ。

 なお、現地時間10月24日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第3節のセビージャ戦では冨安がSBとして先発フル出場し、2-1での勝利に貢献していた。ジンチェンコと冨安のポジション争いは今後も注目を集めることになりそうだ。

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