日本サッカーの躍進に中国注目、UEFA大会参戦案に見解

　森保一監督率いる日本代表は10月シリーズで2連勝し、国際Aマッチ6連勝を達成。計24得点を叩き出すなど快進撃が世界的にも注目を集めたなかで、中国メディアは日本代表のUEFA大会“参戦案”に言及し、アジアの枠組みを飛び越えた強化プランに脚光を当てている。

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　日本は今月に2試合の強化マッチを実施し、カナダ代表を4-1、チュニジア代表を2-0で撃破。6月シリーズ初戦のエルサルバドル戦（6-0）から国際Aマッチで怒涛の6連勝を達成した。この間、実力国から白星を積み重ねた戦いぶりが世界で注目を浴びた。

　日本サッカーの躍進にアジア各国メディアからも脚光が当てられたなか、中国大手メディア「SOHU」は「日本は傲慢すぎる。アジアを抜けてヨーロッパに加わると主張」と見出しを打ち、日本代表の欧州ネーションズリーグ参戦案に言及している。

　このプランは2026年北中米ワールドカップに向けた強化策として一部報道で浮上。UEFA（欧州サッカー連盟）加盟国がリーグ戦形式で戦う大会にアジアから特別枠で参加するというもので、欧州でプレーする選手が年々増えている日本としては、選手の疲労軽減という観点からも整合性がある。

　記事では「日本にとってアジアのチームはすでに耐えられないとされ、アジアのチームは完全に無視された。ほかのアジアのチームは容認できるのか？　ブラジルですらやらないことをあえてやる」と、アジア国に対して敬意を欠くものだし疑問の目を向けている。

　なお、AFC（アジアサッカー連盟）加盟国がUEFA大会に参加した例としては、前回のW杯欧州予選にカタールが招待枠で参加した例がある、また日本は過去、CONMEBOL（南米サッカー連盟）が主催するコパ・アメリカに招待枠で2度参加しており、欧州ネーションズリーグ参戦案の動向にも注目が集まる。