冨安が「先発として追い抜く可能性もある」 ジンチェンコとのポジション争いを専門サイトが分析

冨安健洋はスタメンを勝ち取れるだろうか【写真:Getty Images】
冨安健洋はスタメンを勝ち取れるだろうか【写真:Getty Images】

チェルシー戦ではジンチェンコに代わって後半開始からプレー

 イングランド1部アーセナルは、現地時間10月24日にUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第3節でスペイン1部セビージャと対戦する。アーセナル専門サイト「Just Arsenal」は、日本代表DF冨安健洋がスタメン出場する可能性に注目している。

 今季はセンターバックとしても起用される機会もある冨安だが、出番の大半は左サイドバックを務めるウクライナ代表MFオレクサンドル・ジンチェンコとの交代出場。守備面での貢献がクローズアップされることも多いが、ビルドアッププレーも含めてパフォーマンスは試合を重ねるごとに安定感を増している。

 10月21日に行われたプレミアリーグ第9節チェルシー戦(2-2)では、後半開始から途中出場。左サイドバックとして堅実なプレーを見せ、高評価を受けた。

 アーセナル専門サイト「Just Arsenal」は「アーセナルの左サイドバックはジンチェンコと冨安、どちらが好み?」と見出しを打ち、アーセナルの最終ライン事情に注目している。

「アーセナルの最終ラインのスタメンはベン・ホワイト/ウィリアン・サリバ/ガブリエウ・マガリャンイス/オレクサンドル・ジンチェンコだと思っている人が多い。ただ、検証すると、今後“調整”される可能性がある。ジンチェンコの代わりに冨安健洋を先発させるかもしれない。チェルシーと2-2で引き分けたアーセナルは、ベストの状態ではなかった。選手の大半はベストではなかったが、スタメンの中でジンチェンコが最も苦しんだ」

 記事では、ジンチェンコと冨安の比較についても言及している。

「チェルシーはまるでジンチェンコを守備の弱点と見なしたかのようだった。サリバ、ガブリエウ、ホワイトはいずれも守備に長けた選手であり、相手FWを苦しめることができる。しかし、左サイドバックのジンチェンコは攻撃力に対して、守備力はそれほどでもない。ジンチェンコが守備に苦戦する一方で、冨安は徐々にその役割を果たせることを示しつつある。これは、マンチェスター・シティ戦とチェルシー戦に出場したことからも明らかで、左サイドバックの守備の穴を埋めるために投入された。冨安がCLセビージャ戦で先発しても驚きはない。もしジンチェンコが先発すれば、ほぼ間違いなくスペイン側のゲームプランに組み込まれるからだ。ジンチェンコは素晴らしいが、冨安が(もしフィットしていれば)先発として彼を追い抜く可能性もある」

 限られた時間でアピールを続ける冨安。再びスタメンの座を掴むことはできるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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