ペップは「三笘薫を気に入っている」 名門クラブが熱視線送る“脅威の実力”に海外注目
マンC名将も三笘を名指しで絶賛、日本人アタッカーの実力に海外メディア熱視線
イングランド1部ブライトンの日本代表MF三笘薫は、10月21日に行われたプレミアリーグ第9節マンチェスター・シティ戦で先発。試合には1-2で敗れたものの、自慢のドリブル突破でゴールの起点となる働きを示したなか、海外メディアはビッグクラブが熱視線を送る理由に注目している。
三笘はプレミア2年目の今季、シーズン序盤から好調ぶりを顕示。リーグ第2節ウォルバーハンプトン戦で1ゴール1アシスト、第6節ボーンマス戦では2ゴールをマークするなど、ここまで9試合に出場し3ゴールをマークしており先日、ブライトンと2027年6月末までの長期契約を結んだことが発表された。
シティ戦では後半28分にドリブル突破からスペイン代表FWアンス・ファティの得点をもたらす働きを披露。プレミア屈指のサイドバックとして立ちはだかったイングランド代表DFカイル・ウォーカーを巧みな動きで揺さぶり、前半から抑え込まれたなかで一矢報いた。
試合後の会見で、敵将のジョゼップ・グアルディオラ監督は「アンス・ファティが入ってきた時に三笘が斜めや中央、そして外へと動き回った。彼らは本当に素晴らしい」「三笘は並外れた選手」と名指しで絶賛。シティ守備陣を苦戦へ追いやった後半のプレーに、世界的な名将も思わず頭を抱えざるを得なかったようだ。
そんななか、海外メディア「The Athletic」は「ペップ・グアルディオラは、ブライトンの左ウイングに対する称賛を強調するために、同じ言葉を繰り返した。三笘薫を気に入っている」と名将の“三笘評”に触れたうえで、英国内や欧州各国のビッグクラブから熱視線が注がれる背景に注目している。
記事では「シティやほかのビッグクラブが三笘の獲得に本腰を入れるまでには、まだ時間がかかりそうだ。まだ完成された選手ではない」と指摘。一方で「対戦相手にとって脅威となる理由の1つは、相手がコントロールできていると思った瞬間に、三笘が躍動し、試合の流れを変えてしまうことだ」と見解を綴っている。
その例としてシティ戦を挙げ、対峙したウォーカーに抑えられた前半から一転、ボールを引き出す位置を変えながらシティ守備陣の隙を上手く突いたパフォーマンスを特筆し、「(ロベルト・)デ・ゼルビのもとでより多くの時間を過ごすことは、三笘が成長を続けるための適切な環境である」と、さらなる成長に太鼓判を押していた。
(FOOTBALL ZONE編集部)