バルサ17歳新星の“デビュー33秒弾”に「両親も涙」 カンテラ出身のヤングスターに海外注目「ラ・マシアで10年間在籍」

デビュー即ゴールを決めた17歳のマルク・ギウ【写真:ロイター】
デビュー即ゴールを決めた17歳のマルク・ギウ【写真:ロイター】

17歳FWギウがデビュー後即ゴールを決める

 スペイン1部バルセロナは現地時間10月22日にラ・リーガ第10節アスレティック・ビルバオと対戦。後半途中投入の17歳FWマルク・ギウのデビュー33秒弾で1-0の勝利を収めた。カンテラ出身の新たなヤングスターの活躍が大きな注目を集めている。

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 エースのFWロベルト・レバンドフスキや中盤のMFフレンキー・デヨング、MFペドリといった主力の一部を負傷で欠くなかで試合に臨んだバルセロナ。得点が遠く、0-0のまま前半を折り返していた。

 シャビ・エルナンデス監督は後半15分に今季16歳でスペイン代表にデビューしたFWラミン・ヤマルらを投入して攻勢を強めるも、得点は動かなかった。そうしたなかでチームを勝利に導いたのは同34分に投入されたカンテラ出身の新たな新星、17歳のギウだった。

 2006年生まれのスペイン人FWはピッチに立ってからわずか33秒後、FWジョアン・フェリックスからのスルーパスに抜け出し、右足のシュートでゴールネットを揺らした。この得点がそのまま決勝点となり、バルセロナは1-0で勝利を収めた。

 英公共放送「BBC」によると、試合後にシャビ監督は「私は彼(ギウ)に1回はチャンスが来ると伝えていた。若い選手たちの喜ぶ顔が見られて嬉しい。彼らは恐れることを知らないんだ」と語っていた。ギウはシャビ監督の言葉通りに訪れたチャンスをモノにし、その期待に見事に応えた。

「BBC」のスペイン人ジャーナリスト、ギジェム・バラゲ氏はギウについて「ラ・マシアで10年間在籍し、ボックス内でより力を発揮するストライカー」と解説。トップチームデビュー戦初ゴールのインパクトにより、インスタグラムのフォロワーは4万人から10万人へと急増したという。そしてゴールの瞬間には「スタンドにいた両親も涙を流していた」とこぼれ話もレポートした。舞台が本拠地カンプ・ノウだったこともあり、ギウとその家族にとってはまさに夢のようなデビュー戦になったといえそうだ。

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