ニューカッスルの指揮官がアーセナルのベンゲル監督を「スタジアムの名前にすべき仕事ぶり」と擁護

敵将からも称えられる功績

 ニューカッスルのアラン・パーデュー監督は、13日に対戦するアーセナルの本拠地エミレーツ・スタジアムを「アーセン・ベンゲル・スタジアム」に改名すべきだと主張している。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じた。
 現在故障者続出によるリーグ戦の不振で一部のサポーターから解任を要求されているベンゲル監督だが、敵将の評価は違っていた。
「彼は信じられないような仕事を成し遂げた男だ。スタジアムは彼の名前を冠するべきだろう。もし、移籍市場で抜け目ない動きを見せていなかったら、スタジアムの負債によりチャンピオンズリーグで戦うことなどできなかっただろう」
 パーデュー監督はベンゲル監督の偉業について、2006年に完成したエミレーツ・スタジアムの名称変更に値すると語っている。ウエストハム監督時代に、ベンゲル監督とタッチライン際で小競り合いをした過去もある。だが、敵将は「彼は素晴らしい仕事ぶりだ。最近は難しい結果となっているが、アーセンだけでなくどの監督も不調は経験するもの。彼はこの不振を乗り切れるだろう」とまで語っている。
 スタジアムにはベンゲル解任の横断幕を掲げたり、前節ストーク・シティ戦で敗戦後の駅でブーイングを浴びせかける一部サポーター組織も存在する。それでもフランス人の知将が成し遂げてきた数々の功績は、対戦相手からも大きな敬意を払われている。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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