クラブW杯決勝前にスペイン紙が「キャプテン翼」作者を特集 「タカハシは日本が世界王者になることを夢見る」
鹿島躍進により高橋氏の功績を再評価
主人公の大空翼はバルセロナでプレーしているが、今では欧州リーグでプレーする日本人選手も増えた。鹿島の優勝を願う一方で、レアルの強さも理解している。「少なくとも、私は日本が世界最高のチームなることをイメージしてきました。しかし、レアル・マドリードは無敵に見えます。ジダンがやって来てから、中盤はよりバランスが取れています」と高橋氏は分析している。
ドイツ代表MFトニ・クロース、ブラジル代表MFカゼミーロ、クロアチア代表MFルカ・モドリッチの中盤の構成を高く評価している。
ジネディーヌ・ジダン監督をはじめ、エースのカリム・ベンゼマ、背番号10のハメス・ロドリゲスもキャプテン翼に憧れてサッカーを始めたという逸話がある。レアルの辣腕経営者、フロレンティーノ・ペレス会長は翼君のバルサ入団に「なぜうちのクラブに入れてくれなかったんだ」と抗議したという。
白い巨人にも多大な影響を与えたキャプテン翼の生みの親の功績は、鹿島の躍進でスペインでも再評価されている。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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