さらなる女性ファン増加へ “FIFA公認美女”SHONOが提案するサッカーにハマるためのきっかけ【インタビュー】

SHONOさんは好きなクラブ以外にも、デザインの可愛さからユニフォームを買うこともあるという【写真:徳原隆元】
SHONOさんは好きなクラブ以外にも、デザインの可愛さからユニフォームを買うこともあるという【写真:徳原隆元】

女性ファンの増加を実感…選手のカッコ良さも“推しポイント”

 2022年のカタール・ワールドカップ(W杯)で国際サッカー連盟(FIFA)の国際映像に映り、「話題の美女」として大バズりしたタレントのSHONOさんは、今年からJ2ジュビロ磐田のクラブアンバサダーを務め、サッカー番組にも数多く出演している。サッカーシーンで活躍の場を広げているSHONOは、女性ファンが増えていることを実感しつつ、サッカーに関心を持ち始めている“ファン予備軍”の女性にもメッセージを送っている。(取材・文=FOOTBALL ZONE編集部・小田智史/全4回の4回目)

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 2013年にはJ1セレッソ大阪を熱烈に応援する女性サポーター「セレ女」が話題となり、イングランド1部ブライトンの日本代表MF三笘薫がプレミアリーグでセンセーショナルな活躍を見せたことで“三笘女子”というワードも広まるなど、近年は女性のファン・サポーターが着実に増えている。

 SHONOさんは「最近、スタジアムにも女性ファンが増えたと思います。『三笘女子』という表現は賛否両論でしたけど、私は賛成派。ヤマハスタジアムだと『古川女子』(所属2年目のMF古川陽介の女性ファン)が増えています。『古川くんかわいい』みたいな(笑)。どんどんイケメンの選手を探してスタジアムに来てほしいです」と、1つのサッカーの楽しみを提案する。

「女の子が入りやすいと言えば、カッコいいサッカー選手を応援してみること。私も入りは(元日本代表MF)福西(崇史)さんで、お母さんが『カッコいい!』とキャーキャー言っていて、私も好きになったので(笑)。でも、カッコいいから入って、もう何十年もサッカーが好きなので、全然問題ないと思います。私はジュビロ磐田だとリカルド・グラッサ選手が好きですけど、ちょい悪系好きだと松原(后)選手のファンも多いです。でも、山田(大記)選手はカッコいいうえに人格者だし、一番パーフェクト。大津(祐樹)選手もいるし、ジュビロ磐田はイケメンが多くてオススメチームです。ジュビロ磐田以外は、移籍した選手がいるチームとか、例えば浦和レッズ対川崎フロンターレのような注目カードは見たりします。横浜F・マリノスの宮市(亮)選手は好きですよ。学生時代、アーセナルに行ったとすごく盛り上がりましたから」

サッカーユニフォームは「女の子が着ていると可愛く見える」

 ジュビロ磐田、スペイン1部レアル・マドリード、日本代表などのユニフォーム姿をSNSに頻繁にアップしているSHONOさんは、ユニフォームも1つのきっかけ候補だと話す。

「私が好きなチームだと、ジュビロ磐田は水色(サックスブルー)、レアル・マドリードは白、海外の(イングランド1部)プレミアリーグとか(ドイツ1部)ブンデスリーガのクラブのユニフォームはすごく可愛いと思うんですよ。私はファンではないですけど、(オランダ1部)アヤックスのユニフォームは可愛くて好きで、4枚とか持ってます(笑)。女の子が着ていると可愛く見えますし、ユニフォームから入るのもいいと思います」

 自らを“サッカーオタクギャル”と笑って称するSHONOさんは、サッカーにハマるための入り口をしっかり整備することが背中を押すきっかけになると思いを口にする。

「初めてサッカーを見る人にとって、スタジアムに足を運ぶのは結構ハードルが高かったりすると思うんです。昔に比べると今はサッカー番組が減ってしまったり、日本代表人気に比べると、クラブレベルでは難しさを感じることもあります。女子W杯の時もギリギリまで放送が決まらないみたいのがあったので、地上波での試合中継や番組のようにもっと見やすい環境が整って、少しでもサッカーに触れる機会が増えればいいなと思います」

 女性ファン増加のため、サッカー界の盛り上がりのために――。SHONOさんは今後も魅力発信を続けていく。

[プロフィール]
SHONO(しょーの)/1994年生まれ、静岡県出身。タレントとして活動し、東京発ガールズバンド「PARADOXX」のドラムも務める。幼少期の頃から家族とジュビロ磐田の試合を見に行っていたことがきっかけで、熱狂的なサッカーファンへ。2022年のカタールW杯の国際映像に映ったことをきっかけに大ブレイクし、2023年からは「ジュビロクラブアンバサダー」に就任した。「レアル・マドリードとジュビロ磐田とB’zとグティで生きてます」と公言。

(FOOTBALL ZONE編集部・小田智史 / Tomofumi Oda)

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