鹿島の石井監督、ベストメンバーでレアルに挑戦状 「日本国民やアジアの期待に応えたい」
金崎のスタメン復帰が濃厚 左右のサイドハーフは柴崎と遠藤、ボランチは小笠原と永木
18日のFIFAクラブワールドカップ決勝で欧州王者レアル・マドリード(スペイン)に挑む鹿島アントラーズの石井正忠監督は、17日の試合前日会見で「日本国民やアジアの期待に応えたい」と意気込みを示した。
「こういう素晴らしい舞台を素直に嬉しいと思うし、ワクワクしている。今回はアジア王者ではなく開催国代表だが、色々な大陸代表と戦い、良い経験をしている。クラブだけでなく、日本サッカーやアジアサッカーにも価値のある試合をしていると思っている」
石井監督は、開催国代表として出場して決勝まで進出した戦いをこのように評価している。オセアニア代表オークランド・シティ(ニュージーランド)を破り、アフリカ代表マメロディ・サンダウンズ(南アフリカ)、南米代表アトレティコ・ナシオナル(コロンビア)を下して決勝に進出してきた。「この決勝まで来られたことは、日本サッカーのレベルがヨーロッパや南米に近づいてきているということではないか」と手応えを得ている。
決勝に向けての朗報は、ここまでスーパーサブに徹してきたFW金崎夢生のスタメン復帰が濃厚なことだ。石井監督は「何試合か前からいい状態にあり、90分を戦える状態にある」とエースの状態を説明。金崎とFW土居聖真の2トップに、MF柴崎岳とMF遠藤康が左右のサイドハーフ、MF小笠原満男とMF永木亮太のダブルボランチが濃厚だ。ベストメンバーで欧州チャンピオンに挑戦状を叩き付けることになる。
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