田中碧が今季初ゴール含む2得点! デュッセルドルフ“0-3→4-3”の逆転劇に現地脚光「観客は大興奮」
2ゴールをマークし勝利に導く
ドイツ2部デュッセルドルフは現地時間10月21日、リーグ第10節でカイザースラウテルンと対戦し4-3の大逆転勝利を飾った。この日2ゴールをマークし、決勝弾でチームを勝利に導いた日本代表MF田中碧に対し現地の歓喜をドイツメディアが伝えている。
【PR】学生向けのお得プランが新登場!ABEMA de DAZN 学割キャンペーン、通常年額の半額でAFCアジア予選・日本代表戦、欧州リーグなどが視聴可能に
今シーズンはデュッセルドルフで途中出場も多かった田中だが、代表ウィーク明けのカイザースラウテルン戦ではアペルカンプ真大、ヤニク・エンゲルハルトと組んで中盤スタメンで出場した。
しかしチームは前半21分、相手のシュートが味方に当たってコースが変わり不運な形で失点。続く同30分にはクロスボールが自陣ゴール前へ流れ、またも味方に当たる形でネットを揺らされた。その2分後にも失点を食らい、デュッセルドルフは3-0と大きなビハインドを負う。
そんな折、反撃の狼煙を上げたのが田中だった。3失点目から4分後の前半36分、アペルカンプ真大のシュートのこぼれ球をペナルティーエリア内から押し込み今季初ゴールで1点を返す。後半4分、同12分にもデュッセルドルフにゴールが生まれ、3-3の振り出しに戻したチームはさらに勢い付く。
そして迎えた後半18分、田中が鮮烈な一振りを見せた。味方のポストプレーの落としを受けた田中は、ペナルティーエリア手前から右足一閃。強烈なミドル弾でゴール右のネットを揺らし、4-3の大逆転勝利をチームにもたらしている。
ここまで先発フル出場した試合は今回のカイザースラウテルン戦を含めリーグでは4試合目。なかなか結果の残せていなかった田中が、10月代表戦での2ゴール(カナダ戦/4-1)に続いて得点を量産している。
前半の3失点を取り返す田中の役者ぶりに、現地メディアも複数反応。ドイツ誌「キッカー」は「熱狂のデュッセルドルフが4位にジャンプアップ」と逆転劇を伝え「田中が勇気を出して遠目から決めて、今晩2ゴール目をマーク」と日本人MFの活躍にも触れている。
また現地紙「Frankfurter Allgemeine Zeitung」は「0-3のビハインドを4-3の勝利に変えた」と驚きとともに試合を報道。「田中碧らゴールでの逆転劇で、フォルトゥナの観客は大興奮」と、現地の喜びを伝えていた。