アーセナル冨安は「後半のベストプレーヤーの1人」 チェルシー戦途中出場でも英紙高評価「スターリングに上手く対応」

アーセナルでプレーする冨安健洋【写真:Getty Images】
アーセナルでプレーする冨安健洋【写真:Getty Images】

後半頭から出場し安定したパフォーマンスを披露

 イングランド1部アーセナルは現地時間10月21日、プレミアリーグ第9節でチェルシーと対戦し2-2と引き分けた。ベンチからのスタートとなった日本代表DF冨安健洋は後半から出場。現地では「後半のアーセナルベストプレーヤーの1人」と称賛の言葉が贈られている。

 開幕8試合で6勝2分と無敗で迎えたチェルシーとの大一番。アーセナルは前半15分にアウェーの洗礼を受ける。チェルシーの攻撃の場面でペナルティーエリア内に上がったクロスがDFウィリアン・サリバの手に当たってしまう。主審は最初ノーファウルとしたが、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)介入の結果チェルシーにPKが与えられる。このPKをきっちり決められ、アーセナルが先制を許す展開となった。

 1点ビハインドのまま迎えた後半頭から、前半11分にイエローカードをもらっていた左SBのオレクサンドル・ジンチェンコに代わり冨安がピッチへ。アーセナルは同3分に2失点目を喫し苦しい展開となるが、冨安はマッチアップしたイングランド代表FWラヒーム・スターリング相手に守備で奮闘。その後の失点を許さない。

 するとアーセナルは後半32分、相手GKのパスミスを逃さずMFデクラン・ライスがダイレクトで無人のゴールへとシュートを放ち1点を返す。さらに同39分にはFWブカヨ・サカのクロスにファーで合わせたFWレアンドロ・トロサールのゴールで追い付き、アーセナルが敵地で貴重な勝ち点「1」を手にしている。

 この試合で45分ながらも安定したパフォーマンスを見せた冨安に対し、英地元紙「イブニング・スタンダード」は選手採点でチーム最高タイの7点(10点満点)の評価を与え「後半のアーセナルベストプレーヤーの1人。スターリングに上手く対応し、ガブリエウ・マルティネッリと良い連係を見せた」と称賛した。

 得点を決めたライス、トロサール、そして決勝弾アシストのサカが同じ7点の評価。攻撃面では3人が高い評価を受けた一方、最終ラインで安定したパフォーマンスを見せた冨安にも同等の評価を英国でも与えていたようだ。

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