三笘、英代表DFに苦戦も…「ミトマの時間帯もあった」と英評価 「シティにプレッシャーをかけた」
三笘はシティDFウォーカーと激しくマッチアップ
イングランド1部ブライトンは10月21日にプレミアリーグ第9節でマンチェスター・シティと対戦し、1-2で敗れた。そのなかで、左サイドで先発フル出場した日本代表MF三笘薫は、切れ味鋭いドリブルでスペイン代表FWアンス・ファティのゴールを演出。ブライトンの地元メディアは「7点」とチーム3位タイの評価を与えている。
王者シティのホームに乗り込んだブライトンは前半19分までに2点のリードを許す苦しい展開のなかで、三笘も前半はなかなかチャンスに絡むことができなかった。
しかし、後半28分に最終ラインのイングランド代表DFルイス・ダンクを起点としたカウンターが発動し、左サイドの三笘にボールが渡った。すると三笘は緩急をつけたドリブルでイングランド代表DFカイル・ウォーカーを抜き去って中央へクロスを供給。こぼれ球をファティが押し込み、追撃の1点が生まれた。
その後も三笘は世界屈指のサイドバックであるウォーカーを相手にドリブルを仕掛けるなど奮闘。試合には敗れたものの、この大一番で強烈なインパクトを残した。
データ分析会社「オプタ」の数値を元にデータを展開する「SofaScore」によれば、フル出場した三笘はボールタッチ40回、パス成功数22本中18本(成功率82%)、シュート3本(うち枠内2本)、ドリブル成功4回中4回(成功率100%)、地上戦デュエル勝利数10回中9回、空中戦デュエル勝利数3回中1回、ポゼッションロスト8回、被ファウル4回という成績だったという。
ブライトンの地元メディア「Sussex Express」は、選手採点(10点満点)でダンクの「9点」、ファティの「8点」に続き、三笘にチーム3位タイの「7点」を付与。「デュエルの大半で勝利したウォーカーのペースで戦うタフな試合となった。しかし、三笘の時間帯もあり、後半24分にはシティの(シュテファン・)オルテガと1対1になるも絶好のチャンスを逃した。その分、ファティのゴールにおいて重要な役割を果たし、ラスト15分でシティにプレッシャーをかけることでそれを補った」と、ウォーカー相手に苦戦しつつも、終盤に見せ場を作ったと評価していた。