中国代表正GKがリーグ戦でまさかのゴール献上 エースFWは擁護も…母国メディア言及「ミスは許されるのか?」

イェン・ジュンリンが衝撃ミスで失点献上【写真:Getty Images】
イェン・ジュンリンが衝撃ミスで失点献上【写真:Getty Images】

上海海港のGKイェン・ジュンリンが先制点を献上

 中国1部の上海海港は10月20日、ホームでのリーグ第28節で北京国安に1-2で敗れた。32歳の中国代表GK顔駿凌(イェン・ジュンリン)が、まさかのミスから先制点を献上。中国メディアは「イェン・ジュンリンのミスは許されるのか?」と検証している。

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 0-0で迎えた前半25分、上海海港は味方からのバックパスを受けたGKイェン・ジュンリンが、北京国安の中国代表MF王剛(ワン・ガン)からプレッシャーを受け、ボールコントロールでもたついたところをそのまま蹴り込まれ、衝撃的な形で先制点を与えてしまった。後半にもPKで追加点を奪われ、上海海港は1-2で敗れている。

 中国大手メディア「SOHU」は「イェン・ジュンリンのミスは許されるのか?」と見出しを打ち、「イェン・ジュンリンは突然、中国全土のファンや一部メディアの間で笑い者になった。なぜなら、中国代表の正GKからこんなレベルの低いミスが起こり得るとは誰も想像していなかったからだ。代表での成績も振るわず、ファンから嘲笑されたこともあり、彼の印象はさらに悪くなった」と取り上げている。

「天津津門の番記者であるグ・イン記者は、イェン・ジュンリンが足元にボールを持って歩き、周りを見渡し、姿勢を安定させてからプレーするシーンは国内リーグでは珍しいことではないと指摘した。これは、ゲームの強度、ゲームのリズムなどさまざまな要因に関連している可能性がある。それゆえ、このゴールはワン・ガンの集中力と決断力が称賛されるべきものであり、リーグのGKたちに常に警戒を怠らないことを思い出させるものでもあったとグ・イン記者は考えている」

 一方で、中国人選手として初めてラ・リーガでプレーした経験を持つ上海海港の中国代表FW武磊(ウー・レイ)は、「間違いは誰にでも起こり、それはフットボールの一部だ。僕たちは1つの組織であり、その結果を一緒に背負う」と同僚のイェン・ジュンリンを擁護していた。

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