ネイマールはバルサ復帰を望んでいた? 古巣SDデコが経緯を説明「代理人と話し合いの場を持ったが…」
ネイマールはバルサ復帰を望むも財政問題で実現せず
ブラジル代表FWネイマールは、今夏の移籍市場でフランス1部パリ・サンジェルマン(PSG)から、サウジアラビア1部アル・ヒラルに移籍した。しかし、スペイン1部FCバルセロナのスポーツダイレクターを務めるデコ氏は、ネイマールはバルセロナ復帰を熱望しており、実現まであと少しのところだったことを明かしている。英メディア「90Min」が報じている。
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ネイマールは2013年から17年にバルセロナに在籍し、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(現インテル・マイアミ)、ウルグアイ代表FWルイス・スアレス(現グレミオ)とともに攻撃を牽引した。夏に移籍金7800万ポンド(約142億円)でPSGからアル・ヒラルへ渡ったネイマールだが、10月17日に行われた北中米ワールドカップ(W杯)南米予選第4節ウルグアイ戦で左膝の前十字靭帯と半月板を損傷の重傷を負ったことで、今シーズン中の復帰が絶望視されている。
デコ氏がブラジル紙「Lance」に語ったところによると、ネイマールはバルサ復帰を望み、実際に話し合いも行われたという。しかし、バルセロナが経済的な問題を抱えているため、話し合いは大きく進展しなかったようだ。
「彼の代理人と話し合いの場を持った。これは私よりも会長が関与したものだが、実際のところは、どうすれば実現するかということが全く明かされなかった。私たちにはファイナンシャル・フェア・プレーの問題があり、大きな影響を受けている。そのため、ネイマールの状況が具体的に語られることはなかった。具体的な数字は……私たちは、ネイマールがとても高額な年俸を受け取っていること、サウジのクラブからオファーを受けていることは分かっていた。そのシナリオの中で、ネイマールを取り戻すのはとても難しかった」
実現する可能性がそもそも非常に低かったと話すデコ氏だが、ネイマールの能力は高く評価しているようだ。「彼はファンタスティックな選手だ。間違いなくバルセロナにフィットするだろう。彼はバルセロナに復帰したいという願いを持っていたが、現実的な可能性が全くなかったんだ」と、新天地にサウジアラビアを選んだ際の舞台裏を明かしている。
(FOOTBALL ZONE編集部)