三笘がイングランド代表DFウォーカーを翻弄、圧巻ドリブルから後半のゴールを演出

　イングランド1部ブライトンは現地時間10月21日、プレミアリーグ第9節でマンチェスター・シティと対戦し、1-2で敗れた。先発フル出場したブライトンの日本代表MF三笘薫はゴールを演出する活躍を見せた一方、相手のイングランド代表DFカイル・ウォーカーと攻防を繰り広げ、現地メディアは「後半はミトマを止めるのに苦労した」と評している。

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　前半は王者シティが攻守両面で圧倒する形となり、前半19分までに2失点。劣勢のブライトンは後半から徐々に盛り返し、三笘も攻撃にアクセントを加えてゴールの匂いが漂い始めた後半28分にスコアが動く。

　ブライトンの最終ラインを統率するイングランド代表DFルイス・ダンクを起点に鋭いカウンターを発動させ、左サイドの三笘にボールが渡る。前半から何度も対峙していたウォーカーにドリブルで仕掛け、緩急をつけたフェイントで相手の重心をずらし、バランスが一瞬崩れたと見るや再び急加速して縦に抜き去り、中央へクロスを送る。相手DFが一度触れたものの、こぼれ球をFWアンス・ファティが押し込んでゴールを奪った。三笘にやられた形のウォーカーは思わず天を仰ぎ、両手を身体に叩きつけて悔しさを露わにした。

　英メディア「Manchester world」は「開始から1時間はシティが圧倒的に優勢で、アルバレスとハーランドがネットを揺らしたが、最後の30分でアウェーチームが反撃に転じ、アンス・ファティがゴールするなどシティを何度も苦しめた」と指摘。ブライトンのゴール場面についても「優秀なミトマを経由して素早く崩し、クロスをアカンジが十分にクリアできず、ボックス内にいたバルセロナからレンタル中のFWに誘われるように渡った」と記している。

　また三笘との攻防が注目を集めたウォーカーについて、「ミトマと終始バトル。前半はウォーカーが優位に立ったが、後半はアタッカー（三笘）を止めるのに苦労した」と伝え、前後半の差にも触れていた。