1G1Aの神戸MF井出遥也、J1初ゴールは「やっと実った」 ゴールパフォーマンスにも言及「点を取ったら『31』を掲げようと…」
1得点1アシストと活躍を見せ、3-1のチーム勝利に貢献
J1で首位に立つヴィッセル神戸は、10月21日に行われたJ1リーグ第30節で鹿島アントラーズに3-1で勝利した。この試合、トップ下で先発出場したMF井出遥也は1得点1アシストと活躍を見せ、チームの勝利に貢献した。
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井出にとってJ1の初ゴールだった。前半45分、左サイドを抜け出したFW武藤嘉紀が右足のアウトサイドでクロスを送る。FW大迫勇也を超えた背後で待っていた井出が、ヘディングで合わせてゴールネットを揺らした。
自身のゴールについて、井出は「自分自身にとって、さらなる自信になると思います。ただ、ヴィッセルに来てずっとクロスから入るヘディングだったり、シュート練習を続けてきたので、それがやっとこういうタイミングで実ったのかなと思います」と、一条の成果であることを強調した。
ゴール後には、指で「3」と「1」の数字を出してゴールを祝った。これは同じ千葉県出身で同級生のMF遠藤翼が急性白血病の診断を受けて治療を続けているが、その遠藤の背番号が「31」だったことが理由だったという。
遠藤が白血病であることを公表した際には、自身も頭を丸めて親友を励ました井出は「遠藤翼が白血病になって、今シーズン始まってゴールパフォーマンスをやるって決めていた。昨日も電話をもらっていたので、点を取ったら『31』を掲げようと思っていた」と、説明した。
このゴールもあり、難敵を3-1で破った神戸は、また1つタイトルに大きく前進した。井出は「全員がサボらずに走っていますし、あれだけの日本代表を経験してきた素晴らしい選手たちが、あの姿勢で走っている姿を見たら、誰もサボれません。特に今の自分たちの強みは、全員がサボらずに走りきるところだと思うので、その影響はデカいと思います」と、今のチームの強みを語り、「今日のパフォーマンスに近いプレーを続けて、ゴールだったり、アシストだったり、自分自身も結果を残して、J1優勝に貢献したい」と、残り4試合に向けて決意を新たにした。