エル・シャーラウィとインモービレのトレード話が急浮上 ミランは若き至宝を放出か!?
本田と指揮官の戦術にも影響!?
ACミランのイタリア代表FWステファン・エル・シャーラウィが、ドルトムントの同代表FWチロ・インモービレとトレードされる可能性が急浮上した。イタリア一般紙「コリエレ・デラセーラ」が報じた。
ミランの若き至宝と期待される22歳のエル・シャーラウィは、12-13シーズンに16得点を記録したが、昨季は負傷の影響で棒に振った。
今季はフィリッポ・インザーギ新監督の下で左ウイングに固定されているが、ここまでリーグ1得点にとどまっている。ドルトムントは、潜在能力を高く評価するエル・シャーラウィの代理人と会談済み。代理人はエル・シャーラウィを主力として起用する確約を求めているという。
一方、ミランはチェルシーから2年間の期限付き移籍で獲得したFWフェルナンド・トーレスがこれまで1得点と不調。1月のマーケットで前線の強化に乗り出している。
昨季トリノでセリエA得点王となったインモービレは今季、日本代表MF香川真司のプレーするドルトムントに1900万ユーロの移籍金で加入した。だが、リーグ戦での先発は4試合のみで出場機会が限定されており、ここまで2得点とチームにフィットしきれていない。ミランは獲得の可能性を模索し、未来の主軸としてアンタッチャブルな存在だったエル・シャーラウィとのトレードを検討しているという。
インザーギ監督は日本代表FW本田圭佑、元フランス代表FWジェレミー・メネズ、エル・シャーラウィの3人を主力としてほぼ固定してきた。右サイドの本田との連係も徐々に向上していただけに、スピードスター放出となれば、カウンター攻撃の切れ味にも影響が出そうだ。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images