過去鹿島戦で勝負強さを披露

　J1リーグは10月21日に各地で第30節を行う。現在、首位に立っているヴィッセル神戸は国立競技場で4位の鹿島アントラーズとの上位対決を迎えた。

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　注目が集まるのは、神戸のエースである元日本代表FW大迫勇也だ。現在、J1で通算20得点を挙げて得点レースのトップを走っている神戸のエースは、ご存知の通り、プロのキャリアを鹿島でスタートさせた。その後、欧州に渡って活躍を見せ、2021年に神戸の選手としてJリーグに復帰した。

　神戸でもエースとして躍動する大迫は、古巣の鹿島戦にめっぽう強い。今年4月15日の第8節で神戸はアウェーで鹿島を5-1というスコアで破ったが、この試合で大迫は2ゴールを記録している。しかも、昨年の対戦でも大迫は途中出場した第22節の鹿島戦（1-1）で1得点を記録しており、出場2試合で3得点と古巣相手に強さを見せており、この試合でもゴールを挙げるかは注目される。

　9月に1勝と苦しめられた鹿島だが、首位の神戸との勝ち点差は「11」。数字上はまだ神戸を上回れる可能性を残しているが、今日の試合に敗れれば優勝の可能性は消滅する。前回大戦で2点を奪われた大迫をどう止めるかは、この試合の大きなポイントとなるだろう。

　試合前のメンバー発表では、神戸の先発メンバー発表の際には、大迫の名前が読み上げられると鹿島サポーターからは、大きなブーイングが飛んだ。残り5試合で2位の横浜F・マリノスと勝ち点差「4」がある神戸だが、エースの大迫は古巣を相手に再びチームを勝利に導く活躍を見せるだろうか。