ソシエダ×新スポンサーの契約は「久保を長期に留めることとは関係しない」 クラブ会長が断言「ヤスダグループに最初に伝えたのは…」
日本企業のヤスダグループと3年間の戦略的パートナーシップ契約を締結
スペイン1部レアル・ソシエダは10月6日、日本企業の「株式会社ヤスダグループ(以下:ヤスダグループ)」と3年間の戦略的パートナーシップ契約を締結し、新たなメインスポンサーになることが発表された。ジョキン・アペリバイ会長は、この契約が「日本代表MF久保建英を長期に留めることとは関係しない」と語っている。スペインのラジオ局「Cadena SER」が報じている。
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昨シーズンから活躍を続ける久保は、ビッグクラブへの移籍が話題になり続けている。現在、ソシエダと久保の契約は2027年までだが、アペリバイ会長は「私は彼に何年にも渡ってここにいて欲しいし、そうなるだろう」と、久保の去就についてコメントした。
「保有権の100%をソシエダが持っている。だが、彼を売却した時、50%の金額がレアル・マドリードに支払われる。ソシエダにいてほしいから、私たちは売却を考えていない。だが、契約延長については、彼個人の夢を満たせるかどうか次第だ。すべては彼の希望次第であり、最終的な決断をするのも彼自身だ。昨シーズン、多くの選手は移籍できる状態だったが、彼らは自分たちから残ってくれた。なぜそうなったかを、我々は理解している。彼もまた長く残ってくれることを願っているし、そうなってくれると思う」
また、再獲得が報じられているレアル・マドリードについても「偉大なクラブであり、常に危険はある」とコメント。さらに「選手というのは、ああいうビッグクラブでプレーしたいと思うものだからね。私たちはレアル・ソシエダを偉大なクラブにすることで、選手たちが長い間、残りたいと思うようにしなければいけない。一歩一歩、長期を見ながら進めていくことだ。それが私たちの願いであり、実現したい」と、今後の計画について語った。
その意味でも、新たにヤスダグループとのスポンサー契約を結べたことは大きな意味があるだろう。「私たちがヤスダグループに最初に伝えたのは、久保がずっといるか、いないかは分からない。だが、タケがいなくなったら、私たちは新しいタケを探しに行く。ただし、タケはソシエダでとても幸せだと感じられているはずだし、私たちも彼がいることを幸せに思っている。そして長くに渡って、ここに居続けてほしいと思っている」と、説明している。
今シーズンはスペインのクラブを代表して、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)にも出場しているソシエダだが、会長の描くプランのように多くの選手を引き付けるビッグクラブへと成長していくことができるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)