浦和、ホーム柏戦で2-0快勝 小泉&荻原が今季J1初ゴール…首位・神戸と勝ち点5差に接近

小泉佳穂と荻原拓也が今季初ゴール【写真:徳原隆元】
小泉佳穂と荻原拓也が今季初ゴール【写真:徳原隆元】

ホーム・埼玉スタジアムで下位に沈む柏と激突

 浦和レッズは10月20日のJ1第30節で柏レイソルをホームに迎え撃ち、後半の2ゴールで2-0の勝利を飾って首位のヴィッセル神戸との勝ち点差を5に縮めた。

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 浦和はFWホセ・カンテ、柏はMFマテウス・サヴィオと両チームとも攻撃のキーマンになる外国人選手を出場停止で欠き、U-22日本代表の活動に参加した浦和のDF大畑歩夢と柏のFW細谷真大はともにベンチスタートに。また、柏は浦和から期限付き移籍中のDF犬飼智也が契約条項によりこの試合に出場できなかった。浦和はFW興梠慎三が1トップに入り、柏はFW小屋松知哉を前線に配置した。

 浦和は立ち上がり早々にMF関根貴大が相手MF高嶺朋樹との接触で負傷。数分間プレーしたが、MF小泉佳穂からベンチに「×」で状態が伝達され、FW髙橋利樹との交代になるアクシデントが起こった。29試合を終えて11引き分けとリーグ最多タイの両チームは、前半からそれが垣間見える手堅い試合を展開。ともに大きなチャンスを作れないまま時間が流れた。

 そのなかで浦和は前半40分にDF荻原拓也のクロスをニアサイドで興梠がヘディングシュートで狙うも際どく枠を外れた。0-0で迎えたハーフタイムに浦和のマチェイ・スコルジャ監督は興梠からMF安居海渡への交代を実施。すると、これが功を奏した。

 後半8分、右サイドでの組み立てからMF大久保智明にボールが入るところで安居が相手最終ラインの背後に飛び出した。ボールを受けた安居は角度がないながらも、シュートともクロスとも言えるコースに強いボールを供給。柏のGK松本健太が弾いたところに小泉が詰めて押し込んだ。小泉はこれが今季のJ1初ゴールになった。

 さらに後半12分、浦和は左45度付近で小泉がキープすると、荻原がオーバーラップ。小泉の丁寧なパスを受けた荻原は、狭い角度を厭わずに左足を強振。これがサイドネットに突き刺さり、2-0と浦和のリードが広がった。今季、期限付き移籍から浦和に復帰した荻原はこれが復帰後の公式戦初ゴールになった。

 柏の井原正巳監督は後半16分に古巣対決になるFW武藤雄樹ら3人を交代で送り込み、同25分には細谷もピッチへ。浦和は後半30分に負傷明けの大久保に代え、今夏に期限付き移籍で獲得したタイ代表MFエカニット・パンヤを投入。エカニットはこれがJ1初出場になった。

 リーグ最少の22失点と堅守の浦和はこのまま無失点で逃げ切って2-0の勝利。これでリーグ戦7試合無敗とし、3位は変わらも翌日に4位の鹿島アントラーズ戦を控える首位のヴィッセル神戸との勝ち点差を5に詰めた。一方で16位の柏はJ1残留争いの中、最下位の横浜FCとの勝ち点6差を広げることはできなかった。

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