Jリーグ53全クラブ観客数増減トップ3&ワースト3を発表 G大阪の新スタ効果は絶大、FC東京は集客に苦戦

2クラブが降格組、FC東京は唯一“-4000”台

 ワースト3のうち、2クラブはJ1からの降格組となった。トップ2に食い込んだ磐田と同じ中部地方の清水がワースト3位で、J1からの降格もあり大幅に減少。1万人割れは防いだものの、96年にナビスコ、01年に天皇杯を制したオリジナル10の一角としては寂しい数字となった。

 ワースト2位は同じく15年に降格の憂き目に遭った山形だ。30歳前後のベテランを放出して若返りを図ったものの、サポーターにとっては足が遠のく一因となったのか、観客数は40%近く減少。J1時代は1万人台だった数字は6000台へ下がった。

 全53クラブの中で最も減少幅が大きかったのはJ1のFC東京だ。15年は武藤嘉紀(現マインツ)がブレイクし、クラブ史上最高の4位という躍進もあったが、今季は序盤から不安定な戦いが続いて中位と苦戦。7月に監督交代の一手でやや盛り返したものの、チームは最後まで大きなインパクトを残せず、客足も遠のいた。マイナス幅が唯一の4000台で、ワースト2位の山形と約1000人近くの差がある事実からも、集客に苦戦した感が窺える。

51位=【清水】-3529人

15年:14803人(17試合/J1)→16年:11274人(21試合/J2)

52位=【山形】-3776人 

15年:10030人(17試合/J1)→16年:6254人(21試合/J2)

53位=【FC東京】-4747人

15年:28784人(17試合/J1)→16年:24037人(17試合/J1)

■【関連】:Jリーグ全53クラブ「15年→16年観客動員数・増減ランキング」一覧

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

 

 

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