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戦線離脱ネイマール、今年出場わずか17試合の可能性 デビュー年下回る異例データに
W杯南米予選で左膝負傷、半年以上の離脱が決定的
ブラジル代表FWネイマールは、現地時間10月17日のワールドカップ(W杯)南米予選のウルグアイ戦で左膝の前十字靭帯ならびに半月板損傷の重傷を負った。半年以上の離脱が決定的とされるなか、ブラジルメディア「グローボ」は、ネイマールの2023年がわずか17試合の出場で終わったと報じた。
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ネイマールはウルグアイ戦で相手選手と接触し、左膝を押さえて担架で運び出された。ブラジルサッカー連盟は18日に実施したMRI検査などの結果、手術が必要な重傷であることを明かしている。そのうえで、回復プログラムについてはブラジル代表のメディカルスタッフと所属するサウジアラビア・プロリーグのアル・ヒラルが連携して行っていくとしている。
これによりネイマールは長期離脱が見込まれ、少なくとも年末までに試合に出場するのは不可能。そのため、レポートではネイマールの2023年がキャリアの中で最少となると指摘。代表とクラブを合計した公式戦17試合出場で終わるとした。ネイマールは今年2月には相手選手との接触で足首を負傷し、手術を伴う長期離脱を経験。夏の日本ツアーではベンチを温めるだけで終わった姿も話題になった。この17試合という数字は、キャリアの中でのデビュー年よりも少ないという。
また、ネイマールは2017年を最後に50試合以上に出場した年がないとして、負傷の多さを指摘。これまでのワースト記録は中足骨の骨折があった19年の26試合で、最高出場試合数は11年の67試合だとしている。そして、17年夏にフランス1部パリ・サンジェルマン(PSG)に加入してからは21回負傷離脱しているとされた。
レポートで挙げられた例では、19年以降の約5年間でポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドは249試合、フランス代表FWキリアン・ムバッペは251試合、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシは259試合に出場したが、同期間のネイマールは161試合出場だという。
これまでの負傷の多い印象を強く与えてきたネイマールだが、31歳を迎えてキャリアの中でも最も厳しい負傷に見舞われてしまった。リハビリを乗り越え、再び最高級のテクニックをピッチ上で披露する日が期待される。