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韓国、6-0快勝ベトナム戦のマッチメイクに疑問の声止まず 「協会は薄っぺらい勝利を…」
ソン・フンミン、キム・ミンジェ、イ・ガンインらフルメンバーで10月シリーズ2連勝
ユルゲン・クリンスマン監督率いる韓国代表は、10月シリーズでチュニジア代表、ベトナム代表と対戦して2連勝を飾った。しかし、ベトナム戦のマッチメイクは韓国国内でも疑問視する声が止まず、母国メディアは「格下のベトナムを呼び、6-0ゴールラッシュは望ましいか」と取り上げている。
韓国代表は、ホーム開催となった10月シリーズンにイングランド1部トッテナム所属のFWソン・フンミンやドイツ1部バイエルン・ミュンヘン所属のDFキム・ミンジェ、アジア競技大会にも出場したフランス1部パリ・サンジェルマン所属のMFイ・ガンインら、欧州組を含めたフルメンバーを招集した。
2026年ワールドカップ(W杯)アジア2次予選、来年1月のアジアカップに向け貴重な強化の場となる一方、ソン・フンミンは太ももに負傷を抱えるなど、万全とは言えないコンディションでの招集に。FIFAランキング26位の韓国に対し、同29位のチュニジアはまだしも、格下となるベトナム(同95位)もマッチメイクに含まれ、欧州組の強行招集や対戦相手のレベルに疑問の声が上がった。
そのなかで、韓国は13日のチュニジア戦でイ・ガンインの2ゴールなどで4-0と快勝すると、続く17日のベトナム戦でも6-0と大勝して10月シリーズを締めくくった。
しかし、韓国のスポーツ紙「MKスポーツ」は「格下のベトナムを呼び、6-0ゴールラッシュは望ましいか」と見出しを打ち、「韓国が6-0と大勝したベトナムとの親善試合は面白いゲームとは言い難い。シュート数33対8、枠内シュート数12対1、ボール支配率66%対34%。果たしてFIFAランキング26位の韓国が、95位のベトナムを呼んでテストマッチを行わなければならなかったのかという疑問を持たざるを得ない」と言及。同じアジアやオーストラリアの状況も伝えている。
「ドイツに続き、トルコ、カナダなどと親善試合を行って連勝中の日本、たとえ0-1で負けたとしてもイングランドと遠征試合を行ったオーストラリア。これらのライバル国と来年1月のアジアカップで対戦する韓国は、誰が見ても格下であるベトナムを呼んでゴールラッシュを見せて自己満足する雰囲気だ。それもソン・フンミン、キム・ミンジェ、イ・ガンインらワールドクラスのベストメンバーを総動員して得た結果だ。今年3月にスタートしたクリンスマン体制は3分2敗スタートのあと、3連勝を記録したが、大韓サッカー協会が薄っぺらい勝利の積み重ねを主導していると酷評されている」
韓国は11月のW杯アジア2次予選で16日にシンガポール、21日に中国と対戦予定。そこでどのような結果を残すかによって、10月シリーズへの評価もまた変わりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)