南米予選ウルグアイ戦に先発出場のネイマール、左膝前十字靭帯と半月板を損傷

　ブラジル代表FWのネイマールは現地時間10月17日、敵地で行われた2026年ワールドカップ（W杯）北中米大会の南米予選第4節ウルグアイ戦に先発出場。ところが、前半終了間際に左膝を痛めて途中交代した。大怪我を負ったなか、試合後に見せた優しい対応が反響を呼んでいる。

　ウルグアイの首都モンテビデオで行われた一戦、前半終了アディショナルタイムにネイマールを悲劇が襲った。自陣センターサークル付近からドリブルでボールを運んでいたところ、チェックに来たウルグアイ代表MFニコラス・デ・ラ・クルスと接触。体勢を崩したまま着地した際に左膝を痛め、そのままピッチに倒れ込んだ。

　その後に所属先のサウジアラビア1部アル・ヒラルがネイマールの怪我について発表。左膝前十字靭帯と半月板の損傷が確認され、手術を受けることになったと伝えた。また報道によると離脱期間は半年から1年になるとされ、今季中の復帰は極めて厳しい状況となっている。

　そんななか、アルゼンチンメディア「TyC Sports」公式インスタグラムは、試合後のネイマールが収められた動画を公開。スタッフのサポートを受けつつ松葉杖で会場をあとにしようとしていたところ、ネイマールのもとに1人の少女が近づいてきた。すると、左脚を固定され動きがぎこちないながらも姿勢を低くし、少女との写真撮影に対応。最後は笑顔で挨拶をかわし、ゆっくりとその場から去っていった。

　この動画が公開されると、コメント欄にはファンから「謙虚だ」「なんてドラマチック」「あなたは素晴らしい」「挨拶でさえ立ち止まらない人もいるのに」「みんなのために笑顔でいて」といった反応が寄せられている。

　今夏に新天地へ移るも、思わぬ形で長期離脱を強いられたネイマール。1日も早い復帰が待たれる。