J2大宮・南雄太、現役引退を発表 44歳でキャリアに幕「ただただ感謝という言葉しかありません」

引退を発表した南雄太【写真:Getty Images】
引退を発表した南雄太【写真:Getty Images】

クラブリリースで発表

 J2大宮アルディージャは10月19日、GK南雄太が今シーズン限りで現役を引退すると発表した。同選手は「ただただ感謝という言葉しかありません。本当に本当にありがとうございました!」とコメントしている。

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 44歳の南は、静岡学園高校から1998年に柏レイソルへ加入。79年生まれの黄金世代として注目を集め、99年のFIFAワールドユース選手権(現U-20ワールドカップ)では日本の準優勝に貢献した。

 2009年まで柏でプレー後、ロアッソ熊本、横浜FCと渡り歩き、21年のシーズン途中に大宮へ期限付き移籍。翌年から完全移籍へ移行し、Jリーグ通算GK最多出場記録(665試合/※2023年10月19日時点)を保持している。

 現役引退の発表にともない、「自分に関わって頂いた全ての方々のおかげに他なりませんし、ただただ感謝という言葉しかありません。本当に本当にありがとうございました!」などとコメントしている。

■選手コメント全文

「わたくし南雄太は、今シーズン限りでの現役引退を決断致しましたので、ここにご報告させて頂きます。

26年間という、自分でも到底想像も出来なかった長い現役生活をこの年齢まで過ごしてこれたのは、丈夫な体に生んで育ててくれた両親、いつどんな時も自分の1番の支えになってくれてサポートしてくれた妻、自分に無限のパワーを与えてくれた子供達や家族、そして自分が在籍させて頂いた柏レイソル、ロアッソ熊本、横浜FC、大宮アルディージャの各クラブで共に闘った選手、監督やコーチングスタッフ、クラブスタッフの方々、パートナーシップスポンサーの方々、そして各クラブのサポーター、ファンの方々、その自分に関わって頂いた全ての方々のおかげに他なりませんし、ただただ感謝という言葉しかありません。本当に本当にありがとうございました!

幼稚園でサッカーを始めて10月に入って引退を決意した日までの約40年間、苦しい事や辛い事はたくさんあったけれど、でも大好きなサッカーを辞めたいと思った事はただの1度もありませんでした。

それが、いかに自分のサッカー人生が充実して素晴らしいものだったかを物語っていると思います。だからもうこれっぽっちの悔いも全くないくらいやりきりました。心から自分自身によく頑張ったと言ってあげたいです。

今シーズンも残り4試合。アルディージャの残留の為に自分はどんな立場であれ全身全霊を尽くして、チームの為に最後の最後まで闘います。どうか引き続き応援のほど宜しくお願い致します。

そして、あと1カ月でサッカー選手ではなくなりますが、今後とも『サッカー人、南雄太』をどうぞ宜しくお願い致します!」

南雄太

(FOOTBALL ZONE編集部)



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