「日本人らしさがある」 躍動の久保が示す“傾向”と“特徴”にスペイン注目「最高の演奏を奏でる時は…」
今季のラ・リーガで旋風を巻き起こす久保
スペイン1部レアル・ソシエダの日本代表MF久保建英は今季、目覚ましいパフォーマンスでラ・リーガに旋風を巻き起こしている。9月の月間最優秀選手にも輝き、全世界から注目される存在となっているが、スペインメディアは「クボは爆発する準備ができている」と見出しを打ち、久保がホーム戦で示す“傾向”や無得点の際に見せた“特徴”に注目している。
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昨季に完全移籍でソシエダに加入した久保は、1年目から主力としてチームのUEFAチャンピオンズリーグ出場権の獲得に貢献。今季はリーグ8試合で5ゴール1アシストとロケットスタートを切っており、9月にはレアル・マドリードのMFジュード・ベリンガム、FCバルセロナのMFロベルト・レバンドフスキを抑え、月間最優秀選手に輝いた。
文字どおり、飛ぶ鳥を落とす勢いでその存在感を見せつけている久保だが、スペイン紙「ムンド・デポルティーボ」は「クボは爆発する準備ができている」と見出しを打ち、「クボの素晴らしさはファンに慣れ親しんでおり、この日本人を祝福するチャントを耳にするのは日常となっている。タケは称賛すべき存在だ」と、その活躍ぶりを絶賛している。
久保の傾向にも注目しており、「最高の演奏を奏でる時は、まさにホームゲームである。ソシエダでの1年あまりの期間で記録したのは14ゴールだが、そのうちの10ゴールは本拠地エスタディオ・アノエタに集ったサポーターの前で決めたものだ。アノエタで開催されたリーグ5試合で5ゴールを記録しており、パーティーが継続している」と、ホーム戦で無類の勝負強さを発揮していると説明している。
また「日本人らしさがある」と、久保の特徴にも言及。「彼はゴールを決められない時も、アシストを記録する。無得点に終わった唯一の試合が8月19日に行われたセルタ戦で、1-1の結果に終わったが、日本のスターはアンデル・バレネチェアに見事なアシストを提供し、爪痕を残した」と振り返ったうえで「彼はアノエタの王だ。間違いない」と綴った。ビッグクラブからの関心も伝えられている久保だが、今季どれほどまでの躍進を続けるのか、スペインを含め、全世界が熱視線を送っている。
(FOOTBALL ZONE編集部)