クラブW杯で物議醸すビデオ判定に川崎の大久保も異議 「オフサイドの有無でいちいちやられたら…」
「審判の人間的なミスもサッカーのうち」
「あれは、難しいよ。あの判定方法を導入するなら、全てのシーンに反映させないとさ。難しいよ、本当。個人的には、オフサイドの有無でいちいちビデオ判定されるのは嫌だね。審判の人間的なミスもサッカーのうちだと思っているし、そういう際どい戦いをしているわけだから。極端な話、あれを完全に導入するのであれば、審判を置かずに、全部のシーンでビデオ判定にしてくれよ、という話になってしまう」
常にゴール前で相手DFと紙一重の駆け引きを演じ、得点を奪うことに全身全霊を傾けている大久保。VARが導入されることでプレーが頻繁に中断し、集中力が削がれることに対して、ストライカーの目線で疑問を投げかけていた。
【了】
城福達也●文 text by Tatsuya Jofuku
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
page1 page2