久保建英、古巣レアル復帰説に現地注目 「ウーデゴールの二の舞は避けたい」と指摘する訳とは?

レアル・ソシエダの久保建英【写真:Getty Images】
レアル・ソシエダの久保建英【写真:Getty Images】

今季5ゴール1アシストと躍動する久保に古巣レアルも熱視線

 スペイン1部レアル・ソシエダの日本代表MF久保建英は、今シーズンのラ・リーガを代表する活躍を見せている。古巣レアル・マドリード復帰の噂も立つなか、現地メディアは「ウーデゴールの事件の二の舞は避けたい」と、この件について報じた。

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 昨シーズンの開幕前にレアルからソシエダへと完全移籍した久保。ソシエダ1年目からラ・リーガ35試合に出場し9ゴールをマークした。迎えた今シーズン、ここまでリーグ8試合を消化し5ゴール1アシストと、昨季の個人成績を超えるペースで躍動している。

 現地ではレアルが再獲得へ動く可能性も指摘されているなか、スペインメディア「Relevo」は「久保は今の街に満足しており、2027年まで契約を結んでいるソシエダに残ることも選択肢の1つだろう」と現状に触れつつ「しかし、久保は自分のレベルがビッグクラブ、なかでもレアルの関心を呼んでいることを知っている。オファーは遅かれ早かれ彼のメールボックスに届くだろう。彼が決断するのはその時だ」と伝えた。

 記事によると「現在レアルは久保の50%の保有権を持っており、さらに移籍の可能性について最後の決定権を持つことができる第一選択権も持っている」とされている。久保は6000万ユーロ(約95億円)の移籍条項により、レアルが再獲得する場合には最悪3000万ユーロ(約47億5000万円)が必要になるという。

 そんななかで、「この選手は、ウーデゴールのようなケースでレアルに戻ることを望んでいない」と、かつてソシエダからレアルに復帰し、現在はイングランド1部アーセナルに籍を置くノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴールの例を引き合いに出している。

「かつてレアルの町で輝きを放ち、ベルナベウに復帰したノルウェー人は、(ルカ・)モドリッチと(トニ・)クロースが替えの効かない存在であること、そして自分の置かれた状況が変わらないことを肌で感じ、半年で我慢の限界に達した。彼は脚光を浴びることを望み、アーセナルに移籍した」

 過去のウーデゴールと同様、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)にも出場するソシエダに所属する久保は、「クラブでの出場時間がいかに貴重なものかを知っている」と同メディアは指摘。「彼はどんなシャツでも重要な役割を担える自分の才能に自信を持っている。久保はベンチ入りを望んでいるわけではない。彼は、自分が重要だと感じるスポーツプロジェクトを優先する」と、久保の今後に予想を立てていた。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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