伊東ゴール演出、久保の“絶妙駆け引き”を元日本代表が絶賛 「一回止まってから…」

槙野智章氏と松井大輔氏がゴールを絶賛【写真:徳原隆元】
槙野智章氏と松井大輔氏がゴールを絶賛【写真:徳原隆元】

10月17日のキリンチャレンジカップでチュニジア代表と対戦

 FIFAランク19位の日本代表は10月17日のキリンチャレンジカップで同29位のチュニジア代表と対戦した。5連勝中の森保ジャパンは、この試合でも高い攻撃力を示しており、後半24分にはMF伊東純也が2点目を決めて2-0とリードを広げた。フジテレビの中継で解説を務めている元日本代表DF槙野智章氏と元日本代表MF松井大輔氏が、このゴールを絶賛している。

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 前半43分にFW古橋亨梧のゴールで先制した日本は、後半も優勢に試合を進めていく。そして後半24分には、左サイドでFW浅野拓磨のヒールパスを受けたMF久保建英がドリブルで縦に仕掛ける。DFをはがした久保は、中の様子を見てFW上田綺世とMF守田英正が作った背後のスペースに走りこんだ伊東へパス。伊東が右足で確実にシュートを枠に飛ばし、ゴールネットを揺らした。

 ゴールが決まると、松井は「素晴らしい」と一言。槙野氏は「町田と浅野の左の関係も良かったですし、久保の抜け出しも良かったですね」と言うと、松井氏は「やっぱり久保くんですよね。抜け出したあとに、行くかと思わせて一回ちょっと止まってから、すぐ前に出て行く。そのあとにニアに蹴ろうと思いながらも、ファーに蹴る」と、久保がサイドで見せたテクニックを称えた。

 そして、槙野氏は伊東の前にエリア内に走りこんだ2人に注目。「守田と上田綺世の相手を引き付ける前へのランニング、これも良いですよね。これ前に入ることで、このスペースが空くので」と、見落とされがちな好プレーに目を向けた。

 試合が少し進んでからも、槙野氏は「それにしても今のゴールはきれいでした。決めた伊東純也もそうだけど、いろんな選手が絡みましたね」と、多くの選手が絡んだゴールを満足そうに振り返った。

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