三笘狙うバルサ、移籍金79億円→32億円の減額を狙う? ファティが”鍵”とスペイン報道「ブライトンの首脳陣も…」
契約解除条項もない三笘は本来79億円の移籍金がかかるとされる
イングランド1部ブライトンに所属する日本代表MF三笘薫は、スペイン1部バルセロナからの関心が報じられている。バルセロナのスポーツダイレクター(SD)である元ポルトガル代表MFデコ氏には、今夏の移籍市場でバルサがブライトンにレンタル移籍で放出したスペイン代表FWアンス・ファティをトレードに出し、三笘の移籍金を下げる考えがあると報じている。
スペインメディア「ElGOLdigital」によると、2024-25シーズンのチーム作りに向けて、デコ氏は三笘を補強対象としてリストアップしたという。これまでエクアドル代表MFモイセス・カイセドをプレミアリーグ史上最高額の1億1600万ユーロ(約183億円)で売却するなど、近年に主力選手を高額で売却して利益を得てきたブライトンは、日本人アタッカーについても、安売りすることはないとみられている。
記事では「2025年までの契約を残し、契約解除条項もない三笘について、移籍金は5000万ユーロ(約79億円)ほどになる」と見込んでいる。経済的に苦しい状況にあるバルセロナにとって、この金額を捻出することは簡単なことではない。そこでデコ氏が三笘の移籍金を下げるために考えているのが、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシの10番を昨季まで引き継いでいたファティを交渉に加えることだという。
ファティは夏の移籍市場でバルサからブライトンへレンタル移籍した。しかし、最も得意とする左ウイングには三笘もいることから、先発の座を掴めているわけではない。デコは市場価格3500万ユーロ(約55億円)と評価されているファティを完全移籍させることで、2000万ユーロ(約32億円)で三笘の獲得を狙っており、「現在、ブライトンの首脳陣もこのビジネスが実現するか計算している」という。
バルセロナの育成機関であるラ・マシアの「至宝」とまで呼ばれたファティは、まだ20歳であり、今後の成長も十分に見込めるタレントだ。実現すれば、大きな話題になることは間違いないトレード移籍だが、商売上手なブライトンは、どのような動きに出るだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)