クラブW杯でVAR担当主審「明らかな反則」と言及 西のオフサイド疑惑は「まだ関与していなかった」
VARから主審に映像のチェックを要求
「鹿島アントラーズの選手(西)はペナルティーボックスの中でかかとを蹴られていた。それはボールに関係ないところで起きていたので、主審はその状況を観測できていなかった。
ボールはまだインプレーだったので我々もそれが反則かどうか100%の確証がなく、プレーが途切れるのを待った。そして、スローインになったところですぐに映像を確認した。その後、主審にも映像を確認するように要求した」
今回の一件では主審からの要請ではなく、VARから主審に対して映像のチェックを要求したものだったことが明らかとなった。
「我々は主審に映像を見せた。私と車の中にいた他の2人のビデオ審判も明らかにPKだと感じていた。主審はその意図を受け取り、PKだと判断した」
また、このプレーの際に西がオフサイドポジションにいたという疑惑についても検証されていたようだが、マッケリーは「反則を受けた選手はまだプレーに関与していなかった」と説明している。VARの導入により試合が頻繁に中断され、ゲームの流れが途切れるという懸念もあるが、主審の判定を助けるうえで大きな役割を担うことも実証された。
【Alibaba E-Auto プレゼンツ FIFAクラブワールドカップ2016 試合日程&結果】
■12/08(木)
[M1]開幕戦 鹿島アントラーズ(日本) 2-1 オークランド・シティーFC(ニュージーランド)
■12/11(日)
[M2]準々決勝 全北現代モータース(韓国) 1-2 クラブ・アメリカ(メキシコ)
[M3]準々決勝 マメロディ・サンダウンズ(南アフリカ) 0-2 鹿島アントラーズ(日本)
■12/14(水)
[M4]5位決定戦 全北現代モータース(韓国) 4-1 マメロディ・サンダウンズ(南アフリカ)
[M5]準決勝 アトレティコ・ナシオナル(コロンビア) 0-3 鹿島アントラーズ(日本)
■12/15(木)
[M6]準決勝 クラブ・アメリカ(メキシコ) 0-2 レアル・マドリード(スペイン)
■12/18(日)
[M7]3位決定戦 クラブ・アメリカ(メキシコ) vs アトレティコ・ナシオナル(コロンビア) 横浜国際総合競技場(16:00)
[M8]決勝 レアル・マドリード(スペイン) vs 鹿島アントラーズ(日本) 横浜国際総合競技場(19:30)
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images