三笘のバルセロナ移籍は「正直難しい」 専門家が指摘「アジアマーケットの大きさは認識しているはずだが…」
バルセロナが財政難を抱えているのは1つの難点
スペイン1部FCバルセロナは、イングランド1部ブライトンの日本代表MF三笘薫に関心を持っていると、スペイン紙「ムンド・デポルティーボ」が報じた。推定市場価格が5000万ユーロ(約78億8000万円)と言われる三笘の獲得は、財政難を抱えるバルセロナにとって容易ではないが、専門家は「アジアマーケットの大きさはバルセロナも認識しているはず」と見解を述べている。
三笘はプレミアリーグ初挑戦となった昨季、リーグ戦33試合に出場して7得点5アシストを記録するなどセンセーショナルな活躍を披露。2年目の今季も厳しいマークをかいくぐりながら、ここまでリーグ戦8試合に出場して3得点3アシストを挙げている。
そのなかで、スペイン紙「ムンド・デポルティーボ」は10月13日付のニュースで、「三笘はバルサにすごく気に入られている」と名門バルセロナからの関心を伝えた。
三笘は今夏にもイングランド1部の強豪アーセナルやリバプール移籍の噂が飛び交い、ビッグクラブ移籍となればさらに期待は高まるところだが、バルセロナは経営上の問題を抱えている状況でもある。
スペインを拠点とするあるエージェントは、スペイン現地での熱に関して「『ムンド・デポルティーボ』以外は、『ムンド・デポルティーボ』によると、というニュースばかりなので、そこまで熱はない気がします。ただ、三笘のパフォーマンスがいいのは間違いないですし、どんどんその存在はスペインでも知られてきていると思います」と話す。
「実際にバルセロナがどこまで(三笘に)興味があるか測りかねるところがありますが、アジアマーケットの大きさはバルセロナも認識しているはず。そういった意味で獲得する価値があるのは間違いありません。ただ、もし本腰を入れて獲得に動くとしても、ブライトンは安くは売らないでしょうし、バルセロナも財政面で苦労しているので正直難しい。(ブライトンにレンタル中のスペイン代表FW)アンス・ファティなど、ほかの選手も含めて可能性を探すと思います」
今後、バルセロナの三笘への関心は進展があるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)