市場価格が上昇の久保、ソシエダは「自分を証明する場を与えてくれた」と感謝 加入当時を回顧「超大変でした」
クラブ公式インタビューで過去の話を赤裸々に吐露
日本代表MF久保建英は、スペイン1部レアル・ソシエダに来て2シーズン目を迎えている。クラブ公式のインタビューで、ソシエダ加入までの敬意とその後のイマノル・アルグアシル監督との関係性について明かしている。
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かつてバルセロナの下部組織で研鑽を積んだ少年は、2019年にFC東京からスペイン名門レアル・マドリードへと渡った。その年以降、マジョルカ、ビジャレアル、ヘタフェ、2度目のマジョルカとレンタルを繰り返し、22年に行き着いた先がソシエダだった。
久保は日本語版SNSが公開したインタビュー動画で、ソシエダにオファーをもらった当時を振り返る。
「日本で休暇を過ごしている時に電話があったんです。そこでラ・レアル(ソシエダ)からオファーがあることを聞かされました。スペインに戻った時、改めてラ・レアルからオファーを受けました」
流ちょうなスペイン語でオファーを回顧した久保は、この件を当時「すごく真剣に考えた」という。「ここ3年間、特に3年目は自分が思い描いていたようなキャリアを過ごせてはいなかった」と語り「自分にとって正しい決断をしなければならない」と感じていたようだ。
その後ソシエダのジョキン・アペリバイ会長と会って話をし、そこで決断。移籍後、久保はチーム合流2日目で、早速ポゼッション練習に参加しフリーマンをやったことも明かす。「超大変でした」と笑顔で話す久保だが、同時に「このチームのレベルの高さも実感した」という。
そうしたチームの中で1年目は苦しみながらも昨季ラ・リーガで9ゴール7アシストをマーク。「飛躍もそうだし、サッカー選手として自分を証明する場を与えてくれた」と、ソシエダへの感謝を述べた。
最後に、チームを率いるアルグアシル監督について問われると「要求はすごいです!常に多くのことを求め、練習でも試合でももちろんベストを追求するし、常に何かを指摘される」日々だと話す。
久保はその要求を「いいことだ」と感じているようで「監督が何も言わなくなる時は、何も期待していないっていうことだ。監督は毎週末、選手たちに主役となるような活躍を求め、チーム内の競争を促している。監督にもチームにとってもポジティブなことだ」と語った。
同インタビューはスペイン紙「ムンド・デポルティーボ」にも取り上げられ「彼はすでにラ・レアルで素晴らしい瞬間を経験している。この日本人はリーガで最もファッショナブルな選手の1人だ」と称えつつ、指揮官との関係性などをピックアップし紹介していた。