レスターが“俊輔流FKの名手”に照準 マフレズ流出時の後釜として獲得に動くか
「俊輔のFK」を手本とするスロベニア代表のイリチッチが獲得候補に浮上
日本代表FW岡崎慎司が所属するレスター・シティは、アルジェリア代表MFリヤド・マフレズの流出に備えて左利きのゲームメーカー獲得を目指している模様だ。イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」が報じている。
ターゲットになっているのは、フィオレンティーナのスロベニア代表MFヨシップ・イリチッチだという。レスターは左利きで“魔術師”の異名を取るマフレズが攻撃のタクトを振るうが、スペインの強豪バルセロナなどビッグクラブからターゲットにされる存在でもある。今夏にはなんとか残留を説得できたが、流出の危険性とは常に背中合わせになっている。
イリチッチはイタリアの強豪フィオレンティーナで才能を開花させたが、なんと言ってもその武器は正確なFKにある。イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」のインタビューで、「最も感銘を受けたのはセルティック時代の中村俊輔」と語るなど、日本が誇る最高の左足キッカーに大きなインスピレーションを受け、技術を磨いたことを明らかにしている。
イタリア人指揮官のクラウディオ・ラニエリ監督だけに、すでに6年間イタリアでプレーしているイリチッチとのコミュニケーションにも不安はないはずだ。レスターは、魔術師が流出した際には、“俊輔流FK”の後継者を後釜に据える算段のようだ。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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