過去アーセナルスタイルと似ている? 元スペイン代表MF、ブライトンのサッカーを高評価「マーチや三笘が得点するのを…」
元スペイン代表MFセスクのコメントを紹介
昨季限りで現役を引退し、イタリアのセリエB(2部)コモのU-19とBチームの監督となったセスク・ファブレガス氏はロベルト・デ・ゼルビ監督が率いるイングランド1部ブライトンのスタイルに魅了されているようだ。英地元メディア「Sussex Live」が元スペイン代表MFのコメントを報じている。
アーセナルやバルセロナ、チェルシーなどで活躍した36歳のセスクはコモでプレーした昨季限りで現役を引退。今季から指導者の道へと進んだ。
監督としてのキャリアを歩み始めたセスクは、昨季プレミアリーグで6位と躍進したブライトンとそのチームを率いるデ・ゼルビ監督の手腕を絶賛していた。
「彼らはどこでペースを落とし、どこでスピードを上げて適切なスペースを見つければいいのかを理解している。さらに相手の選手を引き付けた後でいつ加速すればいいのか適切なタイミングも知っているんだ。彼らが何本もショートパスをつなぎ、(ソリー・)マーチや三笘(薫)が背後のスペースを突いて得点するのを何度も見ている。彼らはそのような私が大好きなフットボールの方法を熟知している」
セスクはブライトンのスタイルは、アーセン・ベンゲル監督が率いていた2000年代の半ばから後半にかけてのアーセナルに重なるところがあるとも語っている。セスクは当時のアーセナルで中心選手として活躍していた。
「ある部分では我々(アーセナル)のプレーを思い起こさせる。速くて鋭いフットボールは、非常に予測不可能だ。相手がハイプレスを仕掛けてくれば、その背後を突くことができる。プレスの位置が低くなればショートパスをつないでスペースを見つけることができる。彼らのフットボールはとても面白く、デ・ゼルビからは多くのことを学んでいるよ」
ブライトンはGKを起点に細かなパスをつないでビルドアップし、三笘やマーチなど優れたサイドアタッカーへの展開から攻撃を展開する攻撃的なスタイルで結果を残してきた。セスクはアーセナルやバルセロナ、スペイン代表で魅惑のパスサッカーを体現してきただけに、デ・ゼルビ監督のスタイルを絶好のお手本として学んでいるようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)