“神様”ジーコが鹿島のクラブW杯決勝進出を祝福 「今大会の物語の主役となったことは誇り」

自身のインスタグラムを更新し、古巣の快挙を喜ぶ

 鹿島アントラーズのFIFAクラブワールドカップ(クラブW杯)決勝進出を、クラブの礎を築いた”神様”ジーコ氏も大喜びで祝福している。自身のインスタグラムを更新し、「今大会の物語の主役となったことは誇りである」と称えた。

 鹿島は14日に行なわれた準決勝アトレチコ・ナシオナル(コロンビア)戦で、歴史的なVAR(ビデオアシスタントレフェリー)判定によるPKでFW土居聖真が先制点を挙げると、ナシオナルの猛攻にさらされながらも後半38分にMF柴崎岳のクロスからMF遠藤康がトリッキーなヒールシュート、その2分後にはカウンターからFW金崎夢生のクロスをFW鈴木優磨がダイレクトで合わせて3-0。南米の雄を相手に試合巧者ぶりを見せつけた。

 アジア勢初となるクラブW杯決勝進出の快挙に、Jリーグ創設直前の1991年、鹿島の前身である住友金属に入団したジーコ氏も手放しで喜んでいる。インスタグラムに鹿島イレブンの集合写真と3-0のスコアを掲載し、以下のコメントを寄せている。

「おめでとう、鹿島アントラーズ。壮大な勝利によって今、クラブワールドカップ決勝にたどり着いた。今大会の物語の主役となったことは誇りである」

 Jリーグ開幕時、鮮やかな技術と同時に勝利の重要性を鹿島に説き続けた“ジーコイズム”を、世界中が見つめる舞台でも見せた――。レジェンドからの祝福によって、鹿島イレブンの士気もさらに上がるはずだ。

【Alibaba E-Auto プレゼンツ FIFAクラブワールドカップ2016 試合日程&結果】 

■12/08(木) 

[M1]開幕戦 鹿島アントラーズ(日本) 2-1 オークランド・シティーFC(ニュージーランド)

■12/11(日) 

[M2]準々決勝 全北現代モータース(韓国) 1-2 クラブ・アメリカ(メキシコ)

[M3]準々決勝 マメロディ・サンダウンズ(南アフリカ) 0-2 鹿島アントラーズ(日本)

■12/14(水)

[M4]5位決定戦 全北現代モータース(韓国) 4-1 マメロディ・サンダウンズ(南アフリカ)

[M5]準決勝 アトレティコ・ナシオナル(コロンビア) 0-3 鹿島アントラーズ(日本)

■12/15(木)

[M6]準決勝 クラブ・アメリカ(メキシコ) 0-2 レアル・マドリード(スペイン)

■12/18(日)

[M7]3位決定戦 クラブ・アメリカ(メキシコ) vs アトレティコ・ナシオナル(コロンビア) 横浜国際総合競技場(16:00)

[M8]決勝 レアル・マドリード(スペイン) vs 鹿島アントラーズ(日本) 横浜国際総合競技場(19:30)

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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