引退アザールの電撃復帰に期待 過去に実例…プレミアリーグ現役コーチ「決断が覆されても驚かない」
アザール氏が10月に引退発表、ウェストハムのアシスタントコーチはトライアル切望
元ベルギー代表MFエデン・アザール氏は、昨シーズン限りでスペイン1部レアル・マドリードとの契約を解除し、サウジアラビア1部クラブからオファーを受けていたが、10月に現役引退を決断した。そんなアザール氏だが、現役引退の撤回を求める声が早くも上がっているようだ。英メディア「Talk Sport」が報じている。
チェルシーのレジェンドでもあるアザール氏は、32歳で現役を引退した。ウェストハムのアシスタントコーチを務めているケビン・ノーラン氏は、アザール氏の獲得に関心があるかと問われると、「チェルシー時代のアザールなら、ウェストハムに欲しいね」と語っている。
また「彼がここに来て、トライアルを受ける気があれば、ぜひ受けてもらいたい。(デビッド・モイーズ)監督がどう考えるかは分からないけれどね。私としては間違いなく彼をテストしたいと思っているよ」と、コメントした。
現役時代にチェルシーのアザール氏と対戦した経験があるノーラン氏は、「プレミアリーグが最高の時代、彼はその一部だったし、いくつかのベストゴールも決めた。彼が32歳で引退する決断をしたのは寂しい。あれだけの才能がある選手は、まだ何年にもわたってトップレベルでプレーできるはずだ。この先の半年、あるいは1年で決断が覆されても、私は驚かないだろう」と、現役復帰に期待を寄せた。
さらにノーラン氏は、かつて2011年に現役を引退したものの、半年後に現役復帰した元イングランド代表MFの例を挙げる。
「まだ32歳で引退を宣言した。何度もあった。(ポール・)スコールズがやったことも覚えている。彼はサー・アレックス(・ファーガソン監督)から電話を受けると、『分かった。復帰する』という感じで戻ってきた。アザールにも、そのようなことが起こるのではないかと考えているんだ。なぜなら、誰かが彼に『私たちのために6か月だけでもプレーしてくれ』と言うかもしれないからね」と、現役復帰して1年ほどプレーした元マンチェスター・ユナイテッドMFのポール・スコールズ氏のようになる可能性にも触れた。
昨季限りで現役を引退した元ウェールズ代表MFのガレス・ベイル氏と同様に引退を惜しむ声が多いなか、アザール氏が再びユニフォームを着てプレーする日が来るのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)