リバプール遠藤航、“クロップ式”に着実適応 英紙が前向き評価「困難は乗り越えつつある」
クロップ監督のサッカーに徐々にフィット、レスター戦で初アシスト
イングランド1部リバプールの日本代表MF遠藤航はここまで新天地で多くの出番を手にすることはできていないが、英地元紙「リバプール・エコー」は徐々にユルゲン・クロップ監督のサッカーへ適応していると評価している。
遠藤は今夏にキャプテンも務めていたドイツ1部シュツットガルトを退団し、リバプールに電撃移籍。中盤の主力選手が一気に抜けたチームにおいて、守備力に長けた貴重な6番タイプの選手ということもあって注目を集めた。
そのなかで遠藤はプレミアリーグ第2節ボーンマス戦(3-1)でデビュー。この試合はMFアレクシス・マック・アリスターが途中退場し、難しい状況のなか急きょピッチに投入された。続く第3節ニューカッスル戦(2-1)は初スタメンとなったが、この試合では前半28分にDFフィルジル・ファン・ダイクがレッドカードで退場。2試合続けて10人での戦いを余儀なくされるなど、遠藤にとっては加入直後にイレギュラーな状況でのプレーが続いた。
それ以降はリーグ戦で3試合に途中出場。リーグカップとUEFAヨーロッパリーグの計3試合に先発と主にカップ戦での起用がメインとなっている。
「リバプール・エコー」は試合の平均採点を基に、ここまでの公式戦11試合の選手の活躍を総括。遠藤の平均採点はチームワースト2位の6.17だったが、徐々にチームへの適応を見せていると前向きに評価されている
「10人でばかりプレーしていた序盤の困難は乗り越えつつある。最近の出場では、ユルゲン・クロップ監督が中盤のエンジンルームで期待していることを理解しつつあるように見える」
遠藤は9月27日のリーグカップ3回戦のレスター・シティ戦(3-1)では加入後初のアシストを記録し、初めてフル出場も果たしている。着実にリバプールのスタイルに順応している遠藤はここから出場機会を増やしていくことができるだろうか。