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ジダン監督がビデオ判定導入により混乱が生じると指摘 「自分たちが慣れるしかない」
レアルの2点目の場面でクラブ・アメリカ側がビデオ判定を要求
今大会のFIFAクラブワールドカップ(クラブW杯)で大きな話題となっているのが、FIFA主催大会で初となる導入が決まったVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)判定だ。
準決勝の鹿島アントラーズ対アトレティコ・ナシオナル(コロンビア)に続き、レアル・マドリード(スペイン)対クラブ・アメリカ(メキシコ)でもVAR判定を要求する場面があった。この状況をかつてのスーパースターで、レアルを率いるジネディーヌ・ジダン監督はどのように感じているのか――。
後半アディショナルタイム、レアルのエースであるFWクリスティアーノ・ロナウドが相手GKとの1対1を制し、冷静にゴールネットを揺らす。ロナウドお馴染みの“仁王立ちパフォーマンス”が飛び出たが、クラブ・アメリカの選手は主審に向けて抗議。MFハメス・ロドリゲスのスルーパスに対してロナウドが抜け出したが、これがオフサイドだったのではないかというものだった。
クラブ・アメリカの要望を受けてVARでの確認を決定する。映像をチェックした結果、ロナウドはオフサイドラインにいなかったとのことで、主審はゴールを正式に認めてボールはセンターサークルへと戻された。しかし映像での確認のために、試合時間に“空白”が生まれてしまったことは事実だった。
この日のマン・オブ・ザ・マッチに輝いたMFモドリッチは、「新しいシステムだけど、好きではない。混乱を巻き起こすので続いてほしくない。いいシステムではないと感じている」と手厳しかった。
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