「韓国は欧州組の全盛期」 日本戦控えるチュニジアを4発撃破、母国メディアが報道「素晴らしいパフォーマンスで勝利」

チュニジアに快勝した韓国代表【写真:ロイター】
チュニジアに快勝した韓国代表【写真:ロイター】

イ・ガンインら欧州組が躍動し4-0で完勝

 韓国代表(FIFAランキング26位)は10月13日、国際親善試合でチュニジア代表(同29位)と対戦し4-0の完勝を飾った。FWイ・ガンイン(パリ・サンジェルマン)の2ゴールなど、FIFAランク以上の差を見せつけ母国メディアも「韓国は欧州組の全盛期だ」と勝利を報じている。

 韓国は昨年のカタール・ワールドカップ(W杯)以降、国際親善試合6戦を行いわずか1勝しかしていなかった(1勝2敗3分)。そんななか迎えた13日のチュニジア戦では、後半10分、12分と立て続けにイ・ガンインが得点。その後相手のオウンゴールで点差を広げると、同アディショナルタイムにはFWファン・ウィジョ(ノリッジ・シティ/英2部)が追加点を挙げて4-0の完封勝利を果たした。

 韓国のスポーツ・芸能専門サイト「スポータルコリア」もこの勝利を「韓国は欧州組の全盛期だ」と見出しを取り堂々と紹介。「チュニジア戦の4得点はすべて、欧州クラブ所属の選手が絡む」と、海外所属の選手の貢献で挙げた勝利を喜んだ。

「イ・ガンインはAマッチ15試合ぶりの得点だ。2分間で複数のゴールを決め、今シーズンからバイエルン・ミュンヘンでプレーするキム・ミンジェも勝利に大きく貢献。この試合でソン・フンミンに代わってキャプテンの腕章を巻いた」

 注目のイ・ガンインの活躍に加え、守備陣では「キム・ミンジェは独特のフィジカルを生かした守備力を披露した」とドイツ名門バイエルンのDFを絶賛。2点目のオウンゴールも、キム・ミンジェのヘディングからもたらされたものだった。

「韓国のラストゴールは、ヨーロッパで活躍するファン・ウィジョが決めた。相手GKと1対1の場面で、冷静にGKの股の間にフィニッシュし、ゴールに成功した」

 同記事ではダメ押し弾のファン・ウィジョについても触れつつ、「主力のソン・フンミンとファン・インボムは出番がなかったが、ヨーロッパでプレーするほかの選手たちが素晴らしいパフォーマンスで勝利を収めた」と、この試合でプレーした海外組の高いレベルのプレーを絶賛している。

 この日韓国と対戦したチュニジアは、17日に森保一監督が率いる日本代表と対戦予定。敗戦から立て直して来ることが予想される北アフリカの国に要警戒だ。

(FOOTBALL ZONE編集部)

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