「サッキのような名将になる」 クラブ・アメリカ監督は敵将ジダンを称賛もジャイアントキリングに虎視眈々
今年がクラブ創設100周年 主将のMFサンブエサも決勝進出に意気込み
FIFAクラブワールドカップ(クラブW杯)準決勝(15日)でレアル・マドリード(スペイン)と対戦するクラブ・アメリカ(メキシコ)だが、前日の記者会見に出席したリカルド・ラ・ボルペ監督と主将のMFルーベンス・サンブエサはレアルに対しては頭脳的なプレーで対抗したいと語った。
ラ・ボルペ監督はレアルとの対戦を見据え「明日は攻守においてインテリジェンスのあるプレーをしたい。スペースを生かしたいが、与えてもいけない。正しいセオリーは存在しないが、マークするのは中盤だ。アグレッシブでオフェンシブなプレーをし、レアルでも必ずある小さなミスを突きたい。集中力が必要なゲームだが、選手たちは試合で実力を発揮してくれるだろう」と語った。
そして、対戦相手のジネディーヌ・ジダン監督を現代サッカー生みの親と言われる名将になぞらえて称賛している。
「プレーヤー時代と同じように素晴らしいキャリアを積んでいくだろう。彼が監督だから、レアルは様々な勝利をしてきた。前の監督の時のシステムを修正し、ピッチの横幅を広く使うサッカーをしている。4-3-3システムも素晴らしく機能しているように見える。同じ監督として、多種多様な戦略を持つ監督だと感じている。彼はアリゴ・サッキのような名将になるのではないか」
クラブ・アメリカは今年がクラブ創設100周年という節目になるため、このクラブW杯への意気込みは強い。サンブエサは「この試合が自分の人生で最も重要な試合にならないことを願う。もっと大きな試合をできる可能性があるんだからね」と、レアルを撃破して決勝進出への意気込みも見せた。
北中米カリブ海の雄はジャイアントキリングを虎視眈々と狙っている。
【Alibaba E-Auto プレゼンツ FIFAクラブワールドカップ2016 試合日程&結果】
■12/08(木)
[M1]開幕戦 鹿島アントラーズ(日本) 2-1 オークランド・シティーFC(ニュージーランド) 横浜国際総合競技場(19:30)
■12/11(日)
[M2]準々決勝 全北現代モータース(韓国) 1-2 クラブ・アメリカ(メキシコ) 市立吹田スタジアム(16:00)
[M3]準々決勝 マメロディ・サンダウンズ(南アフリカ) 0-2 鹿島アントラーズ(日本) 市立吹田スタジアム(19:30)
■12/14(水)
[M4]5位決定戦 全北現代モータース(韓国) 4-1 マメロディ・サンダウンズ(南アフリカ) 市立吹田スタジアム(16:30)
[M5]準決勝 アトレティコ・ナシオナル(コロンビア) 0-3 鹿島アントラーズ(日本) 市立吹田スタジアム(19:30)
■12/15(木)
[M6]準決勝 クラブ・アメリカ(メキシコ) vs レアル・マドリード(スペイン) 横浜国際総合競技場(19:30)
■12/18(日)
[M7]3位決定戦 M6敗者 vs アトレティコ・ナシオナル(コロンビア) 横浜国際総合競技場(16:00)
[M8]決勝 M6勝者 vs 鹿島アントラーズ(日本) 横浜国際総合競技場(19:30)
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images