19年以来のA代表選出

　日本サッカー協会（JFA）は10月12日、国際親善試合（カナダ戦／13日、チュニジア戦／17日）に向けて日本代表メンバー入りしていたヴィセル神戸GK前川黛也が怪我のため離脱することを発表した。これを受けてアルビレックス新潟GK小島亨介が追加招集となった。

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　現在26歳の小島は名古屋グランパスユースを経て早稲田大学に進学。2019年に大分トリニータに加入するも出場機会を得られずに20年に新潟へ期限付き移籍となった。

　当時J2の新潟に加入後、ポゼッションスタイルのチームに適応し正守護神として活躍。昨季のJ2優勝とJ1昇格に大きく貢献すると、完全移籍となった今季はこれまでリーグ戦25試合に出場している。

　小島は2019年のコパ・アメリカ、同年12月に開催されたE-1選手権でA代表選出されるも、出場機会は訪れなかった。東京五輪では怪我の影響で本大会メンバー落選の苦い経験を経て、今回の代表招集となった。

　そんななか、新潟公式X（旧ツイッター）が小島の密着動画を公開。合流前にクラブハウスに訪れると、新潟の指揮を執る松橋力蔵監督から「おめでとう」と祝福の言葉を受けた。元日本代表DF千葉和彦らチームメイトは「ニッポン！ニッポン！」と“ニッポンコール”で代表選出の小島を激励した。
　SNSでは「監督に選手もみんなが代表選出喜んでる」「雰囲気最高」「リキさんのリアクションが100点満点」「最高の仲間」「みんな嬉しそう」など、反響のコメントが寄せられた。

　Jリーグ公式「J STATS」によると、小島はリーグ9位となるセーブ数「65」を記録。またGKにおける90分あたりのパス数でリーグ3位となる「40.1」をマークしている。相手のシュートストップだけでなく、左足での正確なキックで攻撃に貢献する姿にも注目だ。